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ブライトンのデ・ゼルビ監督,三苫薫

未だ見えぬブライトンの最適解、「プランA」だけでなく「プランB」の戦術を用意する必要性

写真:ブライトンのデ・ゼルビ監督(ロイター/アフロ)
現在サッカー界はインターナショナルマッチウィークに入っており、各国欧州選手権予選や国際親善試合などが行われている。

クラブの監督はこの期間を利用してリーグ戦再開後の戦いに向け戦術面を練り直しているはずだが、ブライトンのデ・ゼルビ監督は最も頭を悩ませている監督の1人だろう。

画期的な戦術で大きな注目を集めているブライトンだが、直近6試合は1勝3敗2分となっており戦い方を変える必要性に迫られているのだ。

デ・ゼルビ監督が意地になり今の戦術を押し通した時点でチーム崩壊する可能性大

GKがゴールキックからロングキックを一切蹴らず、CB2人を含めた3人でビルドアップを開始するブライトン。

前線やボランチにくさびのパスを入れてすぐさま3人目に落とし素早く展開していく「レイオフ」を多用する戦術は、繋がった時に大きなチャンスになりやすいというメリットがある。

しかし、昨季終盤からこの戦術は研究され始め、今季は完全にどのチームも徹底した対策を講じてきている。

それでも普段からの戦術練習による落とし込みと各選手の高いクオリティによってプレスを回避し圧倒的な攻撃力を見せつけていたわけだが、ELとプレミアリーグを並行して戦う過密日程によって徐々に精度が落ち、相手のプレスにハマる回数が増えてきているのだ。

低い位置で奪われることが多いため、必然的に失点が多くなっていく。

もしもデ・ゼルビ監督がこのまま現在の戦術を意地になり押し通してしまうならば、2試合に1度ペースで機能不全に陥ることになるだろう。

戦力的には4位以内も目指せる陣容だが、もしかすると8位~10位といった中位でシーズンを終える可能性もある。

ロングボールの頻度を増やす「プランB」が必須

現在のデ・ゼルビ監督の戦い方は、1つのプランをひたすら磨き上げるようなイメージだ。

要するに、「プランA」を徹底して高いレベルに昇華させ、「プランB」を用意していないということ。

しかし、プランAだけで過密日程を勝利していけるほどプレミアリーグとELは甘くない。

ゴールキックからのロングボールやビルドアップ時のGKやCBからのロングキックの割合を意図的かつ一時的に増やす「プランB」を使えるようにしていくべきだろう。

果たしてインターナショナルマッチウィーク明けのブライトンは頑なに「プランA」を押し通すのか、それとも「プランB」を用意し柔軟な戦い方にチャレンジするのか、注目だ。

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