「打刀」の次は「鍔」!ペグ代わりにもなる自在金具はロープワークの救世主!?

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日本刀の「鍔」をモチーフにした、刃物メーカー渾身の万能アイテム

ロープワークが苦手な開発者が考えた、感覚的にロープが使える自在金具

こちらの商品を開発したのは、岐阜県美濃加茂市にある機械器具用の刃物メーカー「福善刃物工業」。アウトドア好きなスタッフも多く、中でも「ロープワークが苦手」だという開発者が作っているため、感覚的にロープワークができるというところにこだわっています。

側面にある4つのトグルに中央の長方形の穴と、引っ掛けられる場所がたくさんあるので、「なんとなく」でぐるぐる巻きつけていても固定ができてしまう優秀さ。汎用的に使われることの多い、直径2~4mmのロープに対応しており、使い勝手も抜群なのです!

ロープワークの「ロ」の字も知らなくても、なんとなくで2本のロープ連結も簡単!

感覚でロープが使いこなせるようになる!

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ペグが打てない場所では鍔でロープを固定。テント設置の自由度が上がる!

実際どんな場面で活躍するかというと、たとえば、ペグが打てないような固い地面の河原や充分な広さが確保できない山中。岩や木に直接ロープを巻きつけ、「鍔」で固定すれば、テントやタープ、ハンモックが設営できます。

ペグだけでは不安に感じるような強風や、地盤がやわらかい時はこんな使い方もあり!?

ちなみに、ペグ「打刀」とのW使いなら、ペグのガイロープと反対側にテンションをかければ地面が柔らかい場所で幕体をガッチリと固定するのにも使えます。ただ、こちらはロープのアングルや環境によって効果が変わってきそうなので、あくまでも補佐的なつもりで試してみてください。

ランタンなど、小物をかけるフックとしても活躍

さらに、4つあるトグルのうち3つをロープに引っ掛け、残る1つをフックとしても使うというアイデアも!トグル(フックとなる突起部分)の曲げ強度は60kgとのことなので、ガイロープが耐えられるなら大抵のものはかけられそう。

現実的な使い方として、小型ランタン、ハンガー+服、軽めのクッカーなどでしょうか。ちなみに、2枚重ねして両端に使うことでハンモックもつるせるそうです!

ペグ代わり、フック、自在金具と七変化

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もともとは形がシンプルなペグ、「打刀」のマーカーとして開発

「薄くて軽い」が身上の「打刀」。見失うこともあったため、鍔を付けてみた!?

出典:hinataストア

もともと自在金具として作られたのかと思いきや、じつは同社の人気商品「打刀」のマーカーとして開発がスタート。鋳造ペグの常識を覆した、シンプルなステンレス製の「打刀」は、そのスマートな形状ゆえにどこに打ったか分からなくなる」ことがあったそう。

その問題を解決する目印として考え出したものの、すぐに「自在金具としての役割」も付加する商品としてイメージが固まり、強度や厚み、ロープワークの自由度などを検証して一年半くらいブラッシュアップ。

20cm・28cmの打刀用マーカーでありながら、単独でも抜群に使い勝手のいい、まさに忍者の秘密道具のような自在金具として世に送られました。

「打刀」と同じ素材で作っているから、強度・錆びへの強さは折り紙付き!

自社で行った強度テストのデータ。1400kgの負荷でようやく破損したことが分かる

「打刀」といえば、機械器具用の刃物メーカーが「本気」のテストを繰り返して作られたステンレス製のペグ。耐久力・耐腐食性の高さも特長です。

金属のプロがあらゆるデータから最適解を導き出した配合のステンレス鋼と独自の加工で、御影石に先端を50回打ち付けてもほとんどつぶれない、濡れた状態で屋外に17日間放置しても微小な移りサビが発生しただけと、まさに「一生モノの相棒」にできそうな強さ。

「鍔」にも同じ鋼が使われているので。2つの鍔のトグルに特殊なワイヤーを繋いで引っ張る強度テストでは、1,200kgまで耐えられたそう!

割れない・錆びない・長持ち!

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