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【女子Fリーグ プレーオフ決勝 第1戦/浦安vs神戸】リーグ初制覇に向けて大事な1勝を手にした浦安。「フットサル界のレベルを上げるという使命感でやっている」(浦安 米川正夫監督)

25日(土)、たけやま3.5 Presents 日本女子フットサルリーグ2019/2020 supported by GAViC プレーオフ決勝 第1戦が武田テバオーシャンアリーナで行われ、バルドラール浦安ラス・ボニータスはアルコイリス神戸に4-3で勝利した。

リーグ戦1位で待ち受けた浦安は、序盤から試合を主導すると、4分に平井成美のゴールで先制に成功。12分に同点に追いつかれて1-1で試合を折り返したが、後半に入ってペースアップ。25分に中井仁美、34分に平井、35分に濱野瑞己が決めて、4-1とリードを広げた。

直後に、猛攻を仕掛けてくる相手にゴールを許し、終盤にも1点を返されたものの、1点のリードを保ったままタイムアップ。第2戦に向けてアドバンテージを作った。

3点目で勝負が決まったと思った

米川正夫監督(バルドラール浦安ラス・ボニータス)

──今日の試合を振り返って。

立ち上がりちょっと選手も固いところはあって、なかなかゲームが動かないなかで、相手も自分たちのセットに対して、対抗するセットを当ててくる繰り返しになって。自分たちが逆に引っ張ることで、自分たちが当てたいセットにして対抗してゲームが進んでいきました。

守備の狙いは前から積極的に残って、(相手がボールをなかに入れてきたところで)間で食うというところ。それはすごくハマって、そこからゴールを2、3点取れていたので狙い通りできました。攻撃は固さもあったのでいい定位置攻撃ができなかったですが、ある程度、押し込んだところでセットプレーなどでチャンスも作れたので、まずは明日に向けてしっかりと回復していい状態で明日を迎えたいです。

──立ち上がり数十秒で先発セットを交代。そこで相手がセットを交代してきたことで、再び代えましたが、相手もそこで代表セットをぶつけてくるようだった。そこに対する狙いは?

こっちが交代しても向こうも交代してきました。プレーオフ準決勝では相手は2分くらいで交代していたので、自分たちがセットの時間を引っ張って出すことでどう出てくるかなと。それで途中少しずつ変えていきました。それに対して最初は噛み合っていなかったのですが、後半の3点目は噛み合った。自分たちが引っ張って、自分たちの2ndセットに対して向こうが1stセットで、自分たちが引っ張って、相手が2ndになって、こっちが1stになって。ここが勝負だと話していたところで3点目を取れたので、ゲームを決めたなと思いました。基本的にはイメージ通りにいったなと。失点がもったいないところがありましたが。

──この試合までは時間が空いていました。準備やモチベーションづくりなどはどうしてきた?

年末年始で1週間くらいオフを取ったので、オフ明けから厳しいトレーニングをして、次の週から少しずつ落としていきました。今週は4セッションあったので、2つは強度を高めて、2つは強度を落として、相手に対抗するような練習をしました。試合に向けての練習を増やすことで選手の気持ちが上がっていったので、練習のプランニングとしてはある程度はよかったのかなと思っています。でも、やはり立ち上がりは固さがあって、試合勘は相手よりはなかった。逆に明日はフラットにできます。

──あと1勝でリーグ制覇。クラブとしては選手権で日本一の経験はありますが、リーグ優勝は初めて。改めてそこに向けての意気込みを聞かせてください。

今までの女子フットサルは、フィジカル重視、フィットネス重視のチームが勝ってきたので、ようやく自分たちのような両方を兼ね備えているチームがテッペンを取れる可能性があるので、それはすごく変革。来シーズンは、より戦術的なところを落とし込まないと勝てなくなると思うし、選手の移籍なども増えていくと思うので、自分たちが勝つことでフットサル界のレベルを上げるという使命感でやっている。なんとしても勝ちたいと思います。

庄子彩(バルドラール浦安ラス・ボニータス)

──今日の試合を振り返って。

相手は攻守に最後まで走り込んできました。パワーと精度のある選手が多いので気をつけてやりました。まず勝てて嬉しいですが、3失点は私の失点なので、明日はいい日にしたいと思います。

──あと1勝でリーグ制覇。クラブとしては選手権で日本一の経験はありますが、リーグ優勝は初めて。改めてそこに向けての意気込みを聞かせてください。

私たちのやるべきことは変わりません。米川監督の求めるフットサルをしっかりと体現したい。新しい浦安がすごいいいフットサルをして、浦安のフットサルは面白くて、楽しくて、私たちの熱い気持ちをみなさんに感じてもらえたら嬉しいです。

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