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今季平均11.7位…古江彩佳が“お得意”のマッチプレー大会へ 形式変更は「ちょっと残念」

古江彩佳は安定飛行のまま得意のマッチプレー大会に臨む(撮影:GettyImages)

<フォード選手権 最終日◇31日◇セビルG&CC(米アリゾナ州)◇6734ヤード・パー72>

古江彩佳は、日本勢最上位タイのトータル15アンダー・13位タイで4日のラウンドを終えた。最終日は雨が降り、寒いコースだったがボギーフリー(3バーディ)。それでも本人は「もう少し上位争いがしたかった。2~3メートルのバーディパットが3回くらいあったけど、それが入らずもったいなかった」と伸ばしあぐねた印象を抱く。

3番で15メートルほどのバーディパットを沈めると、11番では5メートルを決めた。これに前述した「2~3メートル」が絡んでいけば、確かにトップ10入りは楽々クリアできたはずだ。雨が降ったなかプリファードライ(ボールを拭くことができるローカルルール)が出されなかったため、「水を含むと当たる角度によって、右にも左にもすごく曲がっていきやすい。そこをすごく意識した」と慎重に歩みを進め、終盤の17番では1メートルにつけるベタピンショットも見せた。

この大会が終わると、2年連続で準優勝しているマッチプレー戦が控えている。初日からトーナメント形式だった昨年までと異なり、今年はまず3日間のストロークプレーを行い、そこから2日間のマッチプレーに入る―というルールになる。この変化については「ちょっと残念」と本音もこぼすが、「期待されてる分、自分も期待したい。まずはマッチプレーに行けるように頑張りたい」と意気込みは変わらない。

今季7試合でトップ10入りは4度。まだトップ30を外したことはなく、平均順位は11.7位と抜群の安定感を誇る。ポイントランキングは727.058ポイント(pt)で3位。すでに1勝を挙げている4位のパティ・タバタナキト(タイ)や7位のハナ・グリーン(オーストラリア)らを上回っている。得意大会で“3度目の正直”を果たしても、何ら不思議ではない。

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