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【ゴルフ沼#24】アプローチはなぜこんなにも人によって違う?ゴルフスコアを作るのに必要なアプローチを解説

以上に挙げたような論点だけでも、多様性がありすぎて、初心者としては理論酔いでめまいがします。それぞれの人が「初心者の人はまずはこのやり方だけ覚えればいいよ」みたいな感じで、自分のやり方がおすすめだと主張してくるのですが、それ自体が何種類もあるんだから開いた口がふさがらない。ドライバーやアイアンでも多少はそういう流派の違いはありますが、アプローチほど完全にバラバラではありませんでした。

そんな中で、自分がどうしているかというと、その都度いいと思ったやり方を取り入れて、試してきました。でも、これで間違いない、というしっくり来る打ち方はいまだに見つかっていません。

おそらく、ゴルフが上手い人は「そんなややこしいことは考えずに、どれでもいいから、1つのやり方を続けていれば、それで打てるようになるよ」みたいなことを言うのでしょう。

しかし、こっちは今さら引き返せないんですよ。今はこの打ち方が良さそう、というのはもちろんある。しかし、それで一定のところまでできるようになる、というのをまだ経験していないので、どうしてもそこからぶれてしまい、迷走を続けることになるのです。

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(Photo by valio84sl)

ゴルフはとにかく沼なんですが、アプローチに関しては一番深い底なし沼ではないかと思います。絶対に身につけないといけないテクニックであるにもかかわらず、流派が多すぎて正解が全くわからない。

唯一無二の正解なんてないのかもしれませんが、いや、こっちが知りたいのはそういうことじゃない。細かいところは人によって違うかもしれないけど、それ以前の、ただの基本中の基本を教えてほしいだけなんだよ。そこがはっきりしないからこそ、アプローチは沼を超えた「超・沼」なのです。アプローチは近づくという意味なのに、真理からどんどん遠ざかっていくところが皮肉ですよね。ってやかましいわ。

できれば、ゴルフ業界の偉い人たちで話し合って、アプローチの基本セオリーを1つに統一するための協会を作ってもらいたいです。統一するための協会だから「統一協会」という名前はどうでしょうか。不穏な空気が漂ったところで、今日はここまで。


>>【連載】連載:ラリー遠田の「ゴルフ沼へようこそ」〜日本一不器用な初心者ゴルファー奮闘記〜

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