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1Wが左右に散らばり…“エリカ節”で「マンプ、マンチ(笑)」 それでも『70』で浮上

ティショットが乱れ、お手上げ気味の原英莉花(撮影:福田文平)

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目◇24日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6497ヤード・パー72>

この日のフェアウェイキープ率は57%(8/14ホール)でパーオン率は44%(8/18ホール)。「ショットがへたくそすぎて」と原英莉花の2日目はドタバタだったが、スコアは「70」。初日2オーバーの出遅れを取り戻し、25位タイからトータルイーブン・12位タイに浮上した。

 風速7.5m/sの強風のなか寄せワンのパーでしのぎながら、初めてスコアが動いたのが9番パー5。左に曲がったティショットがバンカーにつかまってレイアップ。3打目は170ヤードも残り、奥にこぼれたラフからのアプローチを直接ねじ込んだものだった。パー5でのチップインバーディには、本人も恥ずかしそうに「ふふふふ」と照れながら笑いが止まらない。

すると流れを引き寄せたかのように、10番でバーディ。さらに11番では残り210ヤードから7番ウッドで5メートルまで運び、イーグルを奪った。

それでも、ショットは一日を通して左右にブレた。「ティショットが曲がりまくって、ドライバーがやばい。マンプする(笑)」と、ボールが右に飛び出る“マンプッシュ”に加え、ボールを捕まえにいけば「マンチ」と、“マンチ―ピン”。まさにお手上げ状態ということをエリカ節で表現して笑い飛ばした。

中盤の3ホールで4つ伸ばしたものの、やはりショットのブレは修正できず、14番、15番で連続ボギー。「踏ん張れているところもあるし、どうして?っていうミスもあった」と評価としては「どっちもどっち」。耐えられた場面にうなずく一方で、伸ばしきれなかったのは悔しい。

とはいえ、上位に浮上して折り返し。7打差は射程圏内といえる。「1~6番でまだバーディがない。1個ポッと獲れたらいい流れになってくると思う」と前半がカギになりそう。あすはドライバーは真っすぐ“マン飛び”と行きたいところだ。(文・笠井あかり)

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