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「結果を追求していきたい」 渋野日向子は初マレーシア戦でランクアップが至上命題

アジアシリーズ3戦目マレーシア大会に挑む渋野日向子(撮影:ALBA)

<メイバンク選手権 事前情報◇25日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>

はじめてマレーシアに乗り込んだ感想は、ほかの選手と同じく「暑いですね」。渋野日向子がアジアシリーズ3戦目の「メイバンク選手権」開幕を翌日に控えた水曜日、プロアマで18ホールを回り、最終調整を行った。

「グリーンも軟らかいので、先週よりはスコアは出るかなと思う」と、雨に濡れたコースではチャンスメイクが必須。ピンデッドに攻め、バーディを量産していかないと置いて行かれる展開となりそうだ。「グリーン周りのラフはすごく難しいから、なるべく乗せておきたい」と、セカンドショットの精度がカギと読む。

先週は初日こそ5アンダーで飛び出したが、その後は苦しみ56位タイ。ポイントを稼げず、現在の年間ランキングは79位。80位までが来季のフル出場権を得るとあって、ボーダーラインを大きく上回る成績を求める。

シーズンも最終盤に入り、いまは内容もそうだが「上にいかないといけない」と気合を込める。「やっぱり結果がすべてだから、そこをしっかり追求していきたい」と少しでも上位、少しでも多くのポイント獲得が至上命題。予選落ちのないアジアシリーズだけに、初日から攻撃ゴルフを目指すことになりそうだ。

先週の韓国から一気に気温、湿度が上昇し、「飛距離もちょっと変わります」と体の動きは悪くなくショットも雰囲気も良好。あとは天気次第。月曜日から3日連続で午後はスコール、雷接近により中断しているなかで「午後はね…」と、悪天候との戦いも覚悟する。現地では72ホール完遂が難しいとされるなか、初日は朝7時52分の早いスタート。スコール前に好スタートを切り、貯金を作りたい。(文・高桑均)

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