【ゴルフ会員権】第104回 千葉国際カントリークラブ(千葉県)

コースコンディションがよく、多彩なレイアウトで面白いと評判のコース。都心から電車でも通える利便性のよさもポイントだ

飽きずに長く楽しめる45ホールの大型コース。初めての会員権にもおすすめ

首都圏からのアクセス良好。トータル50~60万円台はかなりお値打ち

 
桜コース(西・中・東)27ホールと竹コース18ホール、計45ホールの規模を誇る関東屈指の大型ゴルフ場。大型ながら変化に富んだレイアウトで飽きさせない、とメンバーのあいだでも評判だ。
 
特に竹コースはタフな造りで距離のあるパー4が多く、ロングドライブとグリーン周りの両方がかみ合わないとスコアはまとまりにくい。一方の桜コースは赤松と杉で各ホールをセパレート。ゆるやかな起伏がありティショットの正確性と戦略性が要求される。
 
コースを設計した浅見緑蔵は日本オープンと日本プロ両方の最年少優勝記録(19歳10か月・20歳3か月)を保持している殿堂入りプレーヤーで、後年は設計家として活躍。浅見ゴルフ倶楽部や南摩城カントリークラブなど関東を中心に数々のコースを手がけている。
 
グリーンは桜コースがペンクロスベントの1グリーン、竹コースは2グリーンでニューベントの007を採用。メンテナンスに力を入れており、コンディションは常に良好だ。
 
ラウンドはセルフまたはキャディ付の選択制。桜コースは自走式乗用カート、竹コースは電磁誘導式リモコン乗用カートを使用する。PGM独自の『Cool Cart』(人感センサー機能付きの送風機を搭載した特別仕様カート)導入コースだから夏も快適。今年はさらに改良を加え、風速が3割増しにパワーアップしたそうだ。

かつてはメンバー数の多さが目立っていたが、PGMの系列となってからはそれも著しく改善。現在は正会員2,712名、平日会員(土曜可)7名と45ホールのゴルフ場にしては少なく、内訳は千葉県在住55.1%、東京都在住31.0%、神奈川県在住8.0%、埼玉県在住1.7%、その他4.2%となっている。
 
公式競技は月例杯A、月例杯B、シニア月例杯、グランドシニア月例杯、AB合同杯(隔月)、クラブ選手権、理事長杯、シニア選手権、グランドシニア選手権、レディース選手権を開催。競技志向のメンバーも多く、男女を問わず参加率は高いという。加えて、オープンコンペや会員親睦コンペ、ミックスダブルス(千葉県南部のPGMグループ各ゴルフ場で予選会を行い、上位ペアが決勝大会を行うペア競技)などのイベントやコンペも盛んに行われている。
 
名義書換料は正会員、平日会員共に220,000円、年会費は正会員39,600円、平日会員19,800円(いずれも税込)。現在、150口限定、募集金額550,000円(2口以上の同時入会は495,000円)で補充募集を実施中だ。
 
系列コースが割安料金になるなど数々の特典を受けられるPGMのメンバー特典プログラム『P-CAP』を利用できるのもメリットの1つ。P-CAPには追加入会プログラム(グループゴルフ場の会員権を追加購入時の名義変更料が50%割引になる)や、住居移転サポートプログラム(引越し先周辺のグループゴルフ場に利用登録するとメンバー料金でプレーできる)なども含まれている。
 
コースレイアウトのしっかりした大型ゴルフ場が50~60万円台はかなりのお値打ちと言っていい。ラウンド回数を増やしたい、競技に参加して腕を上げたい、ゴルフ仲間を増やしたい、クラブライフを楽しみたいという人は要チェック。東京、横浜方面からも比較的通いやすく、電車利用もOK。JR蘇我駅から連日クラブバス(完全予約制)を運行しているので、プレー後の反省会も心置きなくできそうだ。
 
また、同伴ゲストはビジター料金から1,500円~3,000円引きになる優待料金が設定されている。肩ひじ張らない雰囲気だから、ここなら友達も呼びやすい。そろそろ初めての会員権をと考えている人にもおすすめだ。

基本情報

千葉国際カントリークラブ
公式HP:https://booking.pacificgolf.co.jp/guide/152.html
住所:千葉県長生郡長柄町山之郷754-32
TEL:0475-35-4325
開場日:1968年11月23日
コース設計:浅見緑蔵
 

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