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倦怠感、脱毛症… コロナ後遺症乗り越えトップ通過の下川めぐみ「すべてバージョンアップしたい」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 下川めぐみ -9 2 石川明日香 -8 3 川岸史果 -6 4 大出瑞月 -6 5 永嶋花音 -5 6 黄アルム -5 7 福山恵梨 -4 8 福田真未 -4 9 木下彩 -4 10 石井理緒 -3 順位の続きを見る

コロナ乗り越えてトップ通過! 最高の笑顔を見せる下川めぐみ

コロナ乗り越えてトップ通過! 最高の笑顔を見せる下川めぐみ(撮影:福田文平)

<JLPGAクォリファイングトーナメント 最終ステージ 最終日◇3日◇葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース (静岡県)◇6412ヤード・パー72>

今年7月に新型コロナウイルスに感染。そこからは後遺症に苦しめられながらも、38歳の下川めぐみが来季レギュラーツアー前半戦出場権利がかかったQTを1位で通過した。

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「トップ通過は初めてなので本当にうれしい。あすが最終日だと思いながらプレーした。(前日までの)貯金を使い果たしたとしても、守るより目標の10アンダーを達成しようと思いました」。この気持ちで4つのバーディ(2ボギー)をマーク。トータル9アンダーまで伸ばし、ガッチリと出場権を手にした。

「今年のQTはあまりプレッシャーをかけずにいこうと思って、それがよかった」。すでにコロナ感染から5カ月ほど経過するが、奪われた体力は戻り切らず、完治したとはいえない。いまも味覚障害は少し残っている。

感染時は「中等症」で39度以上の熱が7日間続いた。隔離期間を終えた後は歩くのも精一杯という状態で、「練習を再開した時はアプローチで26球しか打てなかった。走るのは無理だし、ウォーキングから始めようと思っても、家の周りを3周しただけで寝込んでしまって」と振り返る。ドライバーの飛距離は50ヤード落ち、今でも戻っていない。それがきっかけで持ち球をドローからフェードに変えたことで、曲がり幅が減り「ゴルフが楽になった」ともいうが、試行錯誤がうかがえる話だ。

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