ウォリアーズがリーグ最速で10勝到達! 古巣相手に躍動したウィギンズは「楽しいゲームだった」<DUNKSHOOT>

タウンズ越しに豪快なダンクを決めるウィギンズ。今季最多の35得点をマークしてウォリアーズを6連勝に導いた。(C)Getty Images
ゴールデンステイト・ウォリアーズの勢いが止まらない。

現地時間11月10日、ホームにミネソタ・ティンバーウルブズを迎えたウォリアーズは、123-110で勝利して6連勝を達成。今季10勝一番乗りを果たし、リーグ首位争いから一歩抜け出した。

この試合で勝利の立役者となったのが、2014年ドラフト全体1位の26歳、アンドリュー・ウィギンズだ。

昨年2月にトレードで移籍するまで5年半をミネソタで過ごしたウィギンズは、古巣相手に躍動。前半に9本のシュートをパーフェクトで沈めて22得点をマークすると、反撃されて迎えたクラッチタイムにはわずか2分間のうちに8得点を荒稼ぎ。前半と後半の終盤にはかつての相棒カール・アンソニー・タウンズ越しに強烈なスラムダンクを叩き込むなど、終わってみれば今季最多の35得点(フィールドゴール14/19、3ポイント3/6、フリースロー4/4)を叩き出し、チームを快勝に導いた。

試合後、「リベンジゲームではなく、古巣に対していいプレーができた試合だった」とコメントしたウィギンズは「楽しいゲームだ。バスケットボールの試合は楽しいよ。以前いたチームとの対戦は、いつもワクワクして目が覚めるんだ」と振り返った。
スティーブ・カーHCも「アンドリューは試合開始から積極性が素晴らしかった」と手放しで称賛。「彼はかつてのチームと対戦することに間違いなく興奮していた。彼がもたらしてくれた全てが我々に必要だった」と笑顔を見せた。

ウォリアーズはウィギンズのほかにも、ステフィン・カリーが25得点、ジョーダン・プールが14得点を記録。第3クォーターにドレイモンド・グリーンが太ももの打撲を負うアクシデントはあったものの、ケボン・ルーニーが自己最多の17リバウンド(うち12本がオフェンシブ・リバウンド)、アンドレ・イグダーラが8アシストとチーム全体でカバーした。

ここまでクレイ・トンプソン、ジェームズ・ワイズマンという主力2人を欠きながら、最高の滑り出しを見せているウォリアーズ。「このまま走り続ける。アグレッシブであり続けるよ」というウィギンズの言葉通り、この勢いはしばらく続きそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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