「自分磨きを止めたことがない」37歳にして進化を続けるカーメロを同僚が称賛「彼は円熟期」<DUNKSHOOT>

ここまでカーメロは15試合に出場し、平均15.5点、4.0リバウンド、3ポイント成功率は自己最高の45.3%と素晴らしいプレーを見せている。(C)Getty Images
NBA19年目を迎えたカーメロ・アンソニーは、波に乗り切れない“スター軍団”のロサンゼルス・レイカーズにおいて、輝きを放っている選手の1人だ。37歳の年齢を感じさせないプレーに同僚で2歳年下のドワイト・ハワードも太鼓判を押している。

レブロン・ジェームズ(レイカーズ)やクリス・ボッシュ、ドゥエイン・ウェイドらと同じ2003年ドラフト組のカーメロは鳴り物入りでNBA入りし、ルーキーイヤーからデンバー・ナゲッツのエースとして君臨。7シーズン半を過ごした後、生まれ故郷のニューヨーク・ニックスに移籍し、2012-13シーズンには自身初の得点王(28.7点)にも輝いた。

しかし、2017-18シーズンにオクラホマシティ・サンダーへトレードされると、キャリアは下降線へ。ラッセル・ウエストブルック、ポール・ジョージに次ぐ3番手の役割に馴染めず、シーズン終了後にアトランタ・ホークスへ放出され、5日後に解雇。開幕前にヒューストン・ロケッツと契約するも、19年1月にシカゴ・ブルズへトレードで移籍。その後解雇され、9か月以上も所属チームがない屈辱を味わった。

潮目が変わったのは2019年11月のポートランド・トレイルブレイザーズへの移籍だ。デイミアン・リラード、CJ・マッカラムに続く第3の男としての役割を受け入れると、昨季はキャリアを通じて初めてシックスマンとしてシーズンを過ごし、平均13.4点、自己ベストの3ポイント成功率40.9%と存在感を示した。
フリーエージェントとなった今夏、1年250万ドル(約2億8000万円)でレイカーズに加入。同期のレブロンが腹部の痛みで途中離脱したなか、スーパーサブとしてここまで平均15.5点、3ポイント成功率はリーグ14位(45.3%)を誇っている。

カーメロの活躍で白星を拾っている試合も多いレイカーズ。良い意味で期待を裏切っている37歳のベテランに関して、同じく今季加入したハワードは『Bleacher Report』のテイラー・ルックスとのインタビューで、世間の目は間違っていると主張した。

「カーメロはNBAキャリア年数(18年)で老いぼれだと思われていて、世間は彼を引退させようとしていると感じる。俺は彼に出会った時から、素晴らしいと思ってきた。(NBAはもちろん)、カレッジ(シラキュース大)、オリンピックと彼のプレーは常に一貫している。自分磨きを止めたことがない。どこからでもシュートを打つことができる。カーメロ・アンソニーという名前が、その存在を物語っている。彼はまさに円熟期だ」

フランク・ヴォーゲル・ヘッドコーチも「今、彼はレイカーズにいて、素晴らしいバスケットをしている。彼はファンに報いているんだ」と称賛を惜しまない。

たとえ控えであろうとスポットシューターであろうと、与えられた役割と向き合い、一皮剥けたカーメロ。レイカーズ成功のキーマンの1人と言っても過言はなさそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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