
写真:ハーランド(提供:ロイター/アフロ)
5月30日、レアル・マドリードのベンゼマがサウジアラビアのクラブから破格のオファーを受けているとスペインラジオ局『オンダ・セロ』が報じている。
年俸2億ユーロ(約300億円)の2年契約とそのオファー内容はあまりにも破格であるため、ベンゼマがこのオファーを受ける可能性が高い。
レアル・マドリードとしては、早急にベンゼマの代わりを見つける必要が出てきたことになる。
第一候補「ハリー・ケイン」
プレミアリーグ屈指の得点能力を持つハリー・ケインは、レアル・マドリードにとって最適な補強策だと言える。
今季もマンチェスター・シティのハーランドに次ぐ30得点を記録しており、29歳と年齢的にも今後数年間はトップフォームを維持することができる。
トッテナムでショートカウンターも頻繁に行っていることから、レアルのスピード感のある攻撃にもフィットしそうだ。
ハーランドやエムバペが2024年以降に加入する可能性を考えれば、それまでの「繋ぎ」として考えることができる。
ハーランドが加入するとしたならば、ポジションが完全に被ってしまうためサブに降格する可能性が高いが、エムバペが加入した場合は共存する選択肢もあるだろう。
第二候補「アーリング・ハーランド」
現時点で世界最高のCFであるハーランドは、2022年にマンチェスター・シティと5年契約を結んでいるが、2024年夏には契約解除条項が発生するため、2024年夏にレアル・マドリードに移籍する可能性も考えられる。
ベンゼマが今夏にサウジアラビアに移籍してしまうと、1年間CFの人材が不足するため、ハーランドを獲得するまでの期間、繋ぎとなるワールドクラスのFWが必要となる。
加入1年目にしてプレミア得点王(36得点)を獲得したハーランドは、ポストプレイや裏への抜け出し、そして高い決定力を有するがゆえに、レアル・マドリードのサッカーにもアジャストできるだろう。
第三候補「キリアン・エムバペ」
昨季もレアル・マドリードへの移籍の可能性があったエムバペも、今後レアルへの加入の可能性がある選手の1人だ。
しかし、エムバペはパリ・サンジェルマンと2年契約+1年オプションの契約を交わしており、契約を全うすることで莫大な給与を受け取れることから、レアル・マドリードに移籍するとしても2025年夏ではないかと考えられている。
そういった内容を踏まえると、やはりハリー・ケインを加入までの繋ぎとして獲得する選択肢が濃厚であると言える。
圧倒的なスピードと決定力、そしてスター性を持つエムバペはレアルの看板選手に相応しいが、昨季のレアルへの対応のまずさがネックとなる可能性がある。
果たしてベンゼマは本当にサウジアラビアに移籍してしまうのか、そしてその場合はレアルがどういった選手を代わりとして獲得するのか。
今夏の移籍市場はレアルから目が離せない。
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