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原英莉花は連続ボギー締めに「悔しい」 2打差リベンジVを目指す最終日へ

原英莉花が復帰4戦目にしてV争い。念願の勝利へと突き進む(撮影:福田文平)

<ニトリレディス 3日目◇26日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>

首位と1打差の5位タイで第3ラウンドをスタートした原英莉花。コツコツと4つのバーディを奪い、伸ばし合いとなった小樽で上位争いについていったが、最後に痛恨の連続ボギーフィニッシュ。それでも首位と2打差の9位タイと、優勝戦線で踏ん張った。

3番では手前6メートルを沈めてガッツバーディを奪うと、6番パー5では手前バンカーから寄せきれなかったパーパットを決めてナイスセーブ。9番でも1つ伸ばして折り返すと、最難関の16番パー4でもバーディを奪い、波に乗って上がり2ホールへ。

だが、フェアウェイキープは14ホール中7回、パーオンは13回と、この3ラウンドで最も低い数字に表れた通り「きょうすごいショットの調子が悪くて、何とかプレーしていたって感じ」。なんとか形にしていたショットだったが、終盤で“決壊”した。

17番、18番ともにパーオンを逃し、「大きなミスからボギー、ボギーの上がりがすごく悔しいですね」と連続ボギー締め。尾を引く終わり方となり、 西日に照らされた顔には無念の表情が浮かんでいた。

それでも、これが椎間板ヘルニア手術後から復帰4試合目。そのなかでも逆転圏内につけているが、「常に優勝を目指して戦っているので、そこに関しては優勝しないと意味がないと思う」とキッパリ。“うじょうじょ”しているという復帰後の自己評価のなかで、ひとつ頭が抜けた最高の結果を求めていく。

追いかける立場としては少し残念なムービングデーとなったが、「きょう悔しい気持ちで終えられたので、それをポジティブに捉えて、またあした、攻撃的なプレーができるように調整したいと思います」。気持ちはすでにラスト18ホールへ向き、戦う準備はできている。

昨年大会では最終日に2打差を逆転“されて”涙を流したが、今年は2打差を逆転“する”チャレンジャーの立場。リベンジを果たす時だ。

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