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愛媛で輝くは歴代覇者のドローヒッター 渋野日向子の予選落ち→優勝はもはやジンクス【大西翔太の大展望】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

3人の歴代覇者が躍動する!(撮影:GettyImages)

統合となり長かった20-21年シーズンも出場者が限られる最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を除けばいよいよ最終戦。今週は11月18日(木)から「大王製紙エリエールレディス」が行われる。賞金女王、シード権…様々な思いが交錯する戦いを制するのは誰なのか。青木瀬令奈のコーチを務める大西翔太氏が展望を語る。

渋野日向子、早朝のパター練習が幻想的【大会フォト】
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■はっきり言ってスコア出ます
舞台は様々なドラマが生まれてきたエリエールゴルフクラブ松山。瀬戸内海にほど近い丘陵地に作られた18ホールは海風も相まってこの時期は非常に冷え、寒さとの闘いになる。一方でフェアウェイは広くスコアが出やすい設計で、72ホールの最少スコア(15年大会のテレサ・ルーの24アンダー)が出たのもこのコース。昨年大会からパー71となったが優勝スコアは15アンダー。依然としてバーディを獲る能力が求められる。

今年はさらにその傾向が強くなりそうだと大西氏は見ている。「今年はグリーンが柔らかい。例年だともう少し硬かったですが…。先週とは違って下は硬いけど表面は柔らかいという感じなのでスピンバックもあまりなさそう。天気予報を見ても今年は暖かく寒さとの戦いにもならなさそうです」。誰でもスコアを出せる状態だが、特に有利となりそうなのは飛ばし屋のドローヒッター。「ラフが長くないので行けるだけ前に行ったほうがいい。そしてつかまりすぎてもセーフティなホールが多いので振っていけると思います」

■予選落ち→優勝、のジンクス
大西氏が最初に挙げたのが渋野日向子。19年大会の覇者である。

「イメージもいいでしょうし、全ホール攻めていくアグレッシブなゴルフは今大会にピッタリ。23歳初戦ですし、アメリカに行く前の最後の試合ということでモチベーションも高い。前週の伊藤園レディスで予選落ちを喫しましたが今週見た限り落ち込んでいる様子もなかったですし切り替えられていそうです。思えばここで優勝した年も伊藤園は予選落ちをしていましたし、今年三菱電機を勝った時も前週は予選落ちでした。悔しさを力に替えられるタイプですから今週も非常に楽しみです」

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