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「命を削りながら戦っている」苦悩の原英莉花を奮い立たせた世紀の一戦 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 小野祐夢 -8 大出瑞月 -8 吉田優利 -8 4 笠りつ子 -7 青木瀬令奈 -7 イ・ナリ -7 野澤真央 -7 ペ・ソンウ -7 9 ユン・チェヨン -6 原英莉花 -6 順位の続きを見る

“世紀の一戦”で闘志を取り戻した原英莉花 迷いなく目前の一打に命をかける

“世紀の一戦”で闘志を取り戻した原英莉花 迷いなく目前の一打に命をかける(撮影:米山聡明)

資生堂レディスオープン 2日目◇1日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6570ヤード・パー72>

今年4月。世間がゴールデンウイークに差し掛かろうとしている時期に、原英莉花は悩んでいた。「山登りして、バンジージャンプしているみたい」。練習したとおりにうまく打てず、自信を喪失。ギアを上げたいところでストップをかける自分が何度も顔を出す。技術以上に、メンタル面の問題が深刻だった。

原英莉花の闘志あふれる?表情【写真】

コース内の表情にも見て取れた。基本的にどこか不安げで、たまに白い歯を見せるときには苦笑い。迷いがそのままショット、パッティングに表れて、結果が出ずに自信を失う。まさに負のスパイラルにハマっていた。

そんなとき、今まではあまり見なかった他競技に目を向けてみた。すると、どうだ。自分はなぜこんなことで悩んでいるんだろう。そう思えるくらいに輝いていた。

特にキックボクシングの那須川天心と武尊との試合は大きな刺激となった。「命を削って戦っている選手を見て、私は何やっているんだ、と思いました。東京ドームが埋まるほど熱烈な戦い。注目されて、それに応える努力が素晴らしかった」。日本格闘技の最高峰と呼べる戦いは、奮い立たせるには十分すぎるほどだった。

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