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上田桃子はメジャー初Vならず 妹弟子の精神力を称賛「優利ちゃんの良さが出ていた」

上田桃子はまたもメジャータイトルに手が届かなかった(撮影:米山聡明)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇7日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

またも悲願成就はならなかった。メジャー初優勝へ54度目の挑戦となった上田桃子は、トータル6オーバー・3位タイでフィニッシュ。妹弟子の吉田優利がメジャー初制覇を果たす姿を見届けた。

「本当に雨風すごくてタフな一日。自分のメンタルをコントロールするのもすごく難しい4日間でした。悔しさ満点で終わったなという感じ」

吉田の優勝スコアはトータル1オーバー。最終日にアンダーパーをマークしたのは山下美夢有ただひとりだ。まれに見る超難コンディションにおいて、百戦錬磨の上田も手を焼いた。「足りないところもラウンドしながらたくさん見えました。まだまだなところは多い」と反省点ばかりが口をつく。

優勝した吉田は上田と同じく、辻村明志コーチの門下生。学年でいえば14コ離れているふたりだが、実の姉妹のように仲が良く、同時に、ライバルとしてお互いを高めあう存在だ。

吉田のプレーについては、「17番のバーディが本当に大きい。トップで最終日を迎えていろんな感情があったと思うんですけど、しっかり(メンタルを)コントロールしていて、優利ちゃんの良さが出ていた」とプレッシャーをはね除けた精神力を称賛した。

クラブハウスでは目を潤ませていた。その心中は複雑だ。「また、次のチャンスに向けて頑張りたいと思います」。妹弟子に先を超されたが、ここで立ち止まるわけにはいかない。きたる55度目の挑戦に向けて、上田は牙を研ぎ続ける。

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