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ステイプルズ・センターの改称にウエストブルックが“一風変わった反応”「クリップ・アリーナて言った?」<DUNKSHOOT>

ロサンゼルスで生まれ育ったウエストブルックが、ホームアリーナの改称について自身の思いを語った。(C)Getty Images
1999年10月のオープン以来、ロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズのホームアリーナとして使用されてきた「ステイプルズ・センター」が、今年のクリスマスから「Crypto.com(クリプトドットコム)アリーナ」へと改称することが明らかになった。

今後20年にわたるネーミングライツを購入したCrypto.comとは2016年に起業した暗号資産に関する企業で、命名権獲得に7億ドルを投じたという。

レイカーズとクリッパーズの本拠地としてだけでなく、全米屈指のアリーナであるだけに、今回の名称変更には多くの関係者からリアクションがあった。そんななか、生粋のLAっ子で今季からレイカーズに加わったラッセル・ウエストブルックは一風変わった反応をしている。

11月17日のミルウォーキー・バックス戦後、記者から名称変更について問われると、「クリップ……クリップ・アリーナって言った?」と逆質問。自分の発言に思わず笑いが抑えられなかった。
と言うのも、ウエストブルックにとって“クリップ”とは“クリップウォーク”というダンスを想起させるワードなのだ。このダンスはもともとロサンゼルスのギャングが敵対したグループに勝った時に見せたステップで、ウエストブルックは今季序盤の試合中にコート上で披露したシーンが話題となっていた。

その後ウエストブルックは、冗談はさておきと言った具合に「詳細は分からないけど、ここはステイプルズ・センターだ。子どもの頃からLAで育った自分にとっては大切な思い出がたくさんある。名前は関係なくて、建物は変わらずそこにあり続けるし、それこそが最も大切で、そのことだけを考えればいいんじゃないかな」と見解を語っている。

なお、レイカーズのフランク・ヴォーゲルHCも「ファンのみんなが残念がるのは分かる。でも、これは世の中の常。これが我々のビジネスなんだ。国内のどこでだって、アリーナのネーミングライツにはビジネスの要素があるんだ。私たちにはどうすることもできないんだよ」と、ファンに理解を求めている。

NBAのビジネスの真っ只中にいる当人たちは、今回の改称をドライに受け止めているようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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