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1シーズンに2度しかない名門対決を前に、テイタムがレブロンの復帰を熱望「楽しみでしかないね」<DUNKSHOOT>

NBAが誇る東西の名門、セルティックスとレイカーズ。今季は現地11月19日と12月7日に対戦が組まれている。(C)Getty Images
NBA史上最多タイとなる17回の優勝を誇るボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズ。今季は前者が7勝8敗(勝率46.7%)、後者が8勝8敗(勝率50.0%)と、いずれもここまで波に乗り切れずにいる。

セルティックスはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンという2人のオールスター選手を擁しながらイースタン・カンファレンス9位タイ。ウエスタン・カンファレンス8位タイのレイカーズも直近4戦で3敗と、調子が上がってこない。

そんななか、レイカーズに朗報が届いた。現地時間11月19日(日本時間20日、日付は以下同)のセルティックス戦で、レブロン・ジェームズが戦列復帰する可能性が浮上しているのだ。

キャリア19年目の大ベテランは今季6試合の出場で平均24.8点、5.5リバウンド、7.0アシストを記録していたものの、腹部の痛みによって8試合連続で欠場中。17日のミルウォーキー・バックス戦の前にコートでワークアウトをこなしていたレブロンは、セルティックス戦で「復帰を希望している」とメディアに語っていた。

レブロン離脱後、レイカーズはアンソニー・デイビスとラッセル・ウエストブルックを中心に戦うも、8試合で3勝5敗と負け越し。キングの戦列復帰は大歓迎だろう。
過去のデータを見ると、レブロンはレギュラーシーズンでセルティックスと対戦した通算54試合で平均28.9点と相性がいい。これは古巣クリーブランド・キャバリアーズとの対戦時の29.1点に次ぐハイスコアとあって、セルティックス戦の復帰にフォーカスしているのも頷ける。

そして対戦相手のテイタムも、レブロンの復帰を歓迎する旨の言葉を残している。18日の夜にテイタムが会見で語っていた発言を『CBS Boston』が報じている。

「この試合はスペシャルなものになる。皆も知っているように、この2つのフランチャイズには歴史がある。幸運なことに、僕はこの5年間でその一部になれた。当然、あのチームがどんな選手を抱えているかも分かっている。特にレブロンというベストプレーヤーの1人がいる。小さい頃からマッチアップしてみたいと夢見てきた選手で、このチャンスは当然のように実現することではないんだ。競争者として、僕は試合が大好きだし、彼と対決できる瞬間は楽しみでしかないね」

セルティックスとレイカーズの東西名門対決は、カンファレンスが異なるため1シーズンに2回のみ。ボストンで行なわれる明日の試合、そして先日クリスマスでの改称が発表されたレイカーズの本拠地ステイプルズ・センターで来月7日に行なわれる一戦、どちらも大きな注目を集めることになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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