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21歳の池羽陽向が“病み上がり”の「69」で上位発進 「無理をしない」攻めで高額賞金を狙う【マイナビネクストヒロインゴルフツアー最終戦】

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇最終戦 マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル◇16日 初日◇PGM総成ゴルフクラブ(千葉県)◇6495ヤード・パー72>

2日間競技で開催されているマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー今季最終戦「ツアーファイナル」の初日が終了した。5バーディ・2ボギーの「69」でラウンドした池羽陽向(いけば・ひなた)がトップに2打差の3アンダー・2位タイで最終日を迎える。

前半は落ち着いてパー発進とし、2番パー4でセカンドショットをピン5メートルにつけて1つ目のバーディを奪う。続く3番ではスコアを1打落としたが、5番パー3で4メートル、7番パー4で2メートルのパットを決めて2アンダーで後半へ折り返した。後半も4メートルの際どい距離に加え、12メートルというロングパットを沈めスコアをひとつ伸ばして上位フィニッシュを決めた。
 
今大会が行われる1週間前に体調を崩し、練習不足で挑んだ池羽は“無理をしない”をテーマにラウンドしたという。病み上がりのなか、アンダーパーで回り通算2勝目を狙える好位置につけられた要因は「タッチが合っていて、ラインにのせられた」パッティングが大きい。加えて“無理をしない”マネジメントを意識したことで、ティショットもグリーンも狙う範囲が広くなって、気持ちに余裕を持てたのだ。
 
「今までだと、ピンだけを狙っていました。けど、練習ができていないからきょうはショットに自信もなかったので、グリーンセンターを狙うようにして『パーでいいや』という気持ちで回りました。ティショットは右半分とかで考えるんですが、いつもより広い範囲で考えることができた。パットの調子がよかったので、乗ればOKと思えていたのも大きいです」。
 
1週間ぶりにクラブを握り不安を抱えながらのスタートではあったが、その気持ちのおかげで“無理のない”マネジメントでいいと思えた。今大会は優勝賞金額が500万円と高額。「欲しいですね。500万円がかかっているので緊張してしまうかもしれないけど、自分のペースを崩さずに回りたいです」と、あすも“無理をしない”の徹底で今季2勝目を飾りに行く。(文・高木彩音)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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