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スイング改造直後と今…渋野日向子は何が変わったのか? 技術、数値、練習すべてに勝利の“裏付け”あり【辻にぃ見聞】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 渋野日向子 -10 2 木村彩子 -10 ペ・ソンウ -10 佐藤心結 -10 5 西村優菜 -9 西郷真央 -9 7 山下美夢有 -8 8 大里桃子 -7 高橋彩華 -7 稲見萌寧 -7 順位の続きを見る

優勝を手繰り寄せた要因は?辻村コーチが解説

優勝を手繰り寄せた要因は?辻村コーチが解説(撮影:村上航)

4人のプレーオフを制し、渋野日向子が1年11カ月ぶりの勝利を手にした「スタンレーレディス」。今年に入って取り組んでいるスイング改造についても、「(やっていることが)間違ってないから優勝できたと思う。最後までめげずにやりたい」と自信を深める1勝になった。さまざまな葛藤も乗り越えながらつかんだこの国内ツアー通算5勝目を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏はどう見るのか。

飛距離が伸びたポイントは?渋野日向子の最新ドライバースイング【連続写真】

■「今年一番」の仕上がりだったグリーンで試された技術

過去2年間は台風の影響で短縮競技となった大会だが、今年は概ね快晴。最終日の午前中こそ霧雨が降るぐずついた天候だったが、多くの時間を富士山も望めるような青空の下、選手たちはプレーを続けた。小祝さくらのキャディとしてコースを歩いた辻村氏は、特にグリーンの仕上がりについて「今年で一番、硬く速かった」という印象を抱いたという。そんな「12フィートは出てるように感じられた」という高速グリーンが、選手たちの技量を試した。

「いくらパワーヒッターでも、ラフからでは勝負できないグリーン。ウェッジでもラフからだと10ヤード以上は転がる状態でした」。このコンディションのなか、フェアウェイをとらえ、かつボールをしっかり止める技術に長けた好調なショット巧者たちが、上位を争う展開となった。

「相変わらず西村優菜さん、西郷真央さんはよかったし、木村彩子さんも最終日に22パットで追い上げたのはすごかった。ペ・ソンウさんは前年も(稲見萌寧との)プレーオフを戦っており、やはり相性のよさがうかがえましたね」。そのなかで、最後に勝利をつかんで大粒の涙を流したのが渋野だった。

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