• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 21億円ゲット! デシャンボー率いるクラッシャーズGCがチーム選手権V

21億円ゲット! デシャンボー率いるクラッシャーズGCがチーム選手権V

チーム選手権優勝のクラッシャーズGC。左からC・ハウエルIII、B・デシャンボー、A・ラヒリ、P・ケーシー(撮影:GettyImages)

<LIVゴルフチーム選手権 at マイアミ 最終日◇22日◇トランプ・ナショナルGC ドラル(米フロリダ州)◇7648ヤード・パー72>

優勝賞金1400万ドル(約21億円)をかけて争われたLIVゴルフのチーム選手権。頂点に立ったのは、ブライソン・デシャンボー(米国)率いるクラッシャーズGCだった。

舞台はフロリダ州マイアミのトランプナショナル・ドラル。池が絡む難コースとして知られるブルーモンスターだ。チーム4人全員が18ホールのストロークをプレーし、そのトータルスコアで争われた。

頂点に立ったクラッシャーズGCは、アニルバン・ラヒリ(インド)がチームトップの「65」をマーク。キャプテンのデシャンボーも「67」と伸ばすと、チャールズ・ハウエルIII(米国)がイーブン、ポール・ケーシー(イングランド)が「73」で回りった。トータル11アンダーで2位のバッバ・ワトソン(米国)率いるレンジゴーツGCに2打差をつけて逃げ切った。

トータル6アンダー・3位はホアキン・ニーマン(チリ)のトルクGC。大会連覇を目指したダスティン・ジョンソン(米国)の4エーシーズGCは、ジョンソンが「75」と振るわずトータルイーブンで4位に終わった。

1イーグル・5バーディの活躍を見せたラヒリは「ものすごく気合いが入っていた」と勝利に大喜び。「今季は最終日に崩れて勝ちを逃したことが数回あった。でも、チーム戦では絶対にそうさせたくなかった」と好プレーに胸を張った。

デシャンボーは今季2勝の好調を持続。終盤の16番パー4ではティショットを大きく右に曲げて、隣の2番ホールに打ち込んだ。だが、ここからホスピタリーテント超えのブラインドショットのを放つと、グリーンを捉えて約8メートルにオン。このバーディパットを沈めると、コースに大歓声が上がった。

最後はデシャンボーが1メートル強のウィニングパットを沈めると、チームメイトが駆け寄りシャンパンファイト。4人でがっちり肩を組むと、キャプテンのデシャンボーは「この瞬間をずっと待っていた。去年の負けは本当に悔しかった。このチームは…もう言葉にならない。彼らは最高だ!」と大興奮。チーム最年長のケーシーは「1年間戦うと、いいときも悪いときもある。ブライソンもそうだった。でも、彼はキャプテンとして我々を引っ張ってきた。とても誇りに思う」とチームの勝利を喜んだ。

5〜8位決定戦ではルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)のスティンガーGCがトータル7アンダーで5位。フィル・ミケルソン(米国)のハイフライヤーズGCは8位だった。(文・武川玲子=米国在住)

関連記事