「願望はすごくある」 稲見萌寧が日本勢初の3連覇へ

上り調子の稲見萌寧。日本勢初の3連覇はなるか(撮影:福田文平)

<ニトリレディス 事前情報◇23日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>

小樽の女王が帰ってきた。2021年、22年を制した稲見萌寧が、3連覇の快挙を目指す。

過去に同一トーナメントで3連覇を成し遂げたのは、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン、2001~05年「ミズノクラシック」)、ローラ・デービース(イングランド、1994~96年「伊藤園レディス」)、申ジエ(韓国、2014~16年「ニチレイレディス」)のみ。稲見が達成となれば、史上4人目、日本勢としては初の快挙となる。

「したいっていう願望は、すごくあります」と力強い言葉で話すなか、気になるのはコースのコンディション。「例年とコースの状態が違うので、伸ばし合いになるんじゃないかな」。例年はガマン大会となる小樽戦だが、フェアウェイやグリーンが柔らかくなったことでバーディ合戦になることを予想している。

昨年はトータル9アンダー、21年大会はトータル16アンダー(初日、3日目がパー73のため参考記録)で勝利を飾ったが、それ以上のトーナメントレコードも飛び出すかもしれない。

今季は予選落ちが目立った時期もあったが、2週前の「NEC軽井沢72ゴルフ」では優勝争いに加わって5位タイで終えた。イメージのいい小樽から、大記録達成で上昇気流に乗るつもりだ。(文・笠井あかり)

関連記事