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首位明け渡すもポジティブ 古江彩佳が米2勝目へ「トップを見ながら攻めのプレーを」

追う立場になった古江彩佳。持ち味を存分に発揮して米2勝目を狙う。(撮影:ALBA)

<マイヤーLPGAクラシック 3日目◇17日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6638ヤード・パー72>

単独首位でスタートした3日目は前半こそ順調だったが、後半に苦労した。首位と1打差の2位タイに後退した古江彩佳は、「(自分を)信じ切れない日ではあった」と16番、17番でドライバーが続けて左に曲がり連続ボギー。前半の3番で右に曲げる珍しいミスもあり、「当たっていなかった」という日を過ごした。

一時はトータル15アンダーまで伸ばしながら、そこから1つ落としてのトータル14アンダーフィニッシュ。首位の座を明け渡したが、射程圏内からの追い上げは古江の得意とするところ。混戦のなかで「どんどん行かないといけない」と気を引き締める。「逆にトップじゃないことで、あした攻めのプレーができると思う。トップのプレーを見ながらプレーしたい」と逆転を誓う。

昨年の「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」では最終日に「62」をマークする猛チャージで4打差から大逆転し、米初優勝を飾った。今季も最終日の強さは健在だ。アジアシリーズ2戦はともに最終ラウンドを『67」とし、シンガポールでは3位に浮上。3月の米本土初戦では「65」で回り、クラブハウスリーダーで後続を待った。惜しくも1打及ばなかったが、またしても3位に食い込んだ。

4月の「JMイーグル・LA選手権」では6つ伸ばし、またしてもクラブハウスリーダー。3人のプレーオフには進めずも、1打差の4位でフィニッシュ。そして今月の「ミズホ・アメリカズオープン」では難コンディションのなかで「69」。3度目のクラブハウスリーダーを経験した。

ファイナルラウンドの強さは古江の専売特許。好調の今だからこそ、流れのままに2勝目をつかみたい。最終組のひと組前で回る最終日。前半から攻めて優勝カップを掲げてみせる。(文・高桑均)

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