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高初速・低スピン・安定性 or つかまり。ミズノ『ST-X』『ST-Z』ドライバー、3月12日デビュー

ミズノ『ST-X』『ST-Z』ドライバー(65,000円+税、3月12日発売)

ミズノから新商品発売の連絡が届いた。

「飛距離性能を追求したグローバル戦略モデルドライバー『ST-Z』『ST-X』を全国の[ミズノ]()は2020年3月から『ST』シリーズをグローバル戦略モデルとして販売し、グローバルで統一したマーケティングを展開しています。今回、『ST-200』『ST-200X』に加えて『ST-Z』『ST-X』の発売により、グローバル戦略モデルのラインナップを拡充します」(同社広報)

■高初速・低スピン・つかまりの『ST-X』

原英莉花をはじめ、同社の契約プロの多くが愛用する『ST-200X』は、つかまりに優れている。この現行機種と並んで加わるのがより低スピンな『ST-X』だ。その触れ込みは【高初速・低スピン・つかまり】。『ST-200X』はソールが全てチタンだったが、『ST-X』はソールのトゥ側を大きくくり抜き、軽量のカーボンパーツを使用。ウェイトをヒール後方に配置することで、低重心化と短い重心距離の両立を図った。

また、新設計の「NEW コアテックフェースデザイン」と呼ぶフェース裏の偏肉設計で、『ST-200』シリーズよりも薄いエリアをフェース下部に設けた。これにより『ST-200』シリーズより下打点の反発がよくなり、高反発エリアを拡大させた。もちろん、フェースに使用するのは同社得意の高強度で反発に優れた、禁断のチタン素材【フォージドβチタン】だ。

■高初速・低スピン・安定性の『ST-Z』

フェーステクノロジーは『ST-X』と共通で【高初速・低スピン・安定性】を求めたのが『ST-Z』。こちらはソールのトゥとヒールをくり抜き、バック部にウェイトを配置して慣性モーメントを拡大した、深・低重心ヘッド。『ST-X』よりもフラットなライ角で、ややオープンなフェース角を持ち、やや面長で低い投影となる。(『ST-X』はスクエアフェースでアップライト)

⇒ミズノの新作、爆飛び!?『ST-Z』投入でキース・ミッチェルが平均326.1y!

既報のとおり、先日の「ソニーオープン・イン・ハワイ」でキース・ミッチェルが『ST-Z』を投入し、4日間平均「326.1ヤード」を記録。地面が硬いフィールドとはいえ、ツアー平均40位前後の飛距離だったミッチェルが、ドライビングディスタンス2位に躍進するなど、既に最高峰のツアーで『ST-Z』の性能が実証されている。

■低スピン性能が段違い!

同選手が大幅な飛距離アップを実現した背景には、『ST-X』『ST-Z』ともに、大幅に低重心化されたことが大きいだろう。『ST-200X』は低重心率が約58%だったが、『ST-X』は54.6%に下がった。また、『ST-200』が60.2%だったところ、『ST-Z』は55.1%と、両ヘッドともに低スピン性能・直進性を増すヘッドプロファイルを実現している。

また、現行『ST-200』シリーズの打球音について、PGAツアー選手から「音がやや大きくて高い」とのフィードバックがあった。この点を改善するため、心地良いインパクトサウンドを実現するため、チタンボディを緻密に再設計し、締まった打球音になった。この辺りは年末にテストを終えていた下記の日本人選手の第一印象にも現れている。

⇒ミズノの新作プロトを試打した契約プロ8人の“第一印象”は「くっついて、芯が広い」

■日本人選手たちの声は?

「(ST-Xは)スピンを抑えながら、出球が強くなりました。重心が深いから曲がりづらくて飛ぶし最高!!打感はくっつくのが好きですね。今回の『ST』はくっついて飛ぶので操作性も高い。飛距離は+5ヤードぐらいかな」(幡野夏生)

「(ST-Xは)つかまりがよくて、打感もボールにくっつく感じがありました。低く前に飛んで行ってる感じ。打感が一番変わったかなという印象ですね」(野澤真央)

「フェースに当たった後に、『ボールを押し込んでいる』という感覚がすごくありました。データを見るとキャリー、総距離で5ヤードずつ伸びていましたね。オフにさらに調整してもらって、来年に向かいたい」(時松隆光)

「打感がかなり柔らかくなって、飛距離も出てますね。昨日初めて打ったんですが、顔の大きさも(変わっていないので)スイッチしやすい。ミスヒットをしたときでも、手の感触は芯に当たっているような感じ。ヒールに当たった時のほうが、低く強い球が出たということもあったし、安心して振れます」(小鯛竜也)

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