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同コース開催の“日本オープン覇者”・稲森佑貴が自信 勝負は飛距離よりも100㍎以内の精度にあり!

稲森佑貴は優勝した18年日本オープンと同じ舞台で、初代チャンピオンを狙う(撮影:ALBA)

<横浜ミナトChampionship ~Fujiki Centennial~ 事前情報◇2日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7231ヤード・パー71>

国内男子ツアーの新規大会「横浜ミナトChampionship 〜Fujiki Centennial〜」では、開幕に先立ち、2日(水)にプロアマ大会が行われた。開催コースは名門、横浜カントリークラブ。同コースでは、2018年に「日本オープン」が開催され、使用ホール(36ホールの中からピックアップ)はその時と同じとなっている。

その18年の日本オープンを制したのは稲森佑貴。当時とはラフなどのセッティングや、開催時期(日本オープンは10月開催)が違うことで風などの気象状況も異なるとしつつも、「使用ホールが同じってことは、ある意味で有利。ホームに帰ってきたようなもの」と自信をのぞかせる。
 
当時の稲森の優勝スコアはトータル14アンダーだが、グリーンコンディション次第では、「15から、ひょっとして20アンダーくらいになるんじゃないか?」と、伸ばし合いの試合展開も予想。さらに「アイアンの技術とパッティングが勝負になる」という。
 
今大会のコースセッティングアドバイザーを務める日本ゴルフツアー機構(JGTO)の田島創志は、「ターゲットは、ティショットなどロングショットは広く、グリーンに近づくほど絞られてくるようにセッティングしています」と話す。
 
これに加え、ピンポジションもかなりシビアな位置に切られ、グリーン周りの芝を短く刈ることで、ピンを狙ったショットが少しでも外れると、イージーなパーセーブは難しい。つまり、飛距離が絶対的なアドバンテージにはなりにくく、技術の高い選手が勝てるコースに仕上がっているというのだ。
 
プロアマで18ホールをラウンドした稲森も、「今日プレーしてみて、100ヤード以内の精度、技術を試されている感じがした」と話した。飛ばし屋よりショットメーカー有利なら勝機はある。日本一曲がらない男が、虎視眈々とツアー5勝目に狙いを定める。(文・土屋裕一)

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