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年始のハワイで松山英樹ら日本勢の活躍を期待! メジャー大会、パリ五輪はいつ?…男子ゴルフ界2024年の流れ

2024年開幕戦に出場する松山英樹(撮影:岩本芳弘)

2024年も、ゴルフ界はさまざまなトピックが目白押し。そこで一年の流れを、お正月に把握しておこう。今回は男子ゴルフから。

年が明けてすぐに、米国男子ツアーは新たなシーズンが始まる。昨季までは“2022-23年シーズン”といったように年をまたいで1シーズンが行われてきたが、今年からは同年内に完結。そしてその開幕戦が、4日(木)からハワイで行われる「ザ・セントリー」となる。翌週の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」(11日~)へと続くハワイ連戦が、今年も新たな年の到来を告げる。

ザ・セントリーでは松山英樹が新年初戦を迎える。10月に日本で行われた「ZOZOチャンピオンシップ」以来の実戦だが、ブランクを感じさせないスタートダッシュを決めてもらいたい。またソニーには22年大会覇者の松山や、昨季欧州ツアー新人王で今年は米国ツアー出場権を持つ久常涼のほか、金谷拓実、蝉川泰果ら多くの日本勢が参戦を予定している。

そして今年は海外でさらに日本勢が活躍する姿が見られそうだ。欧州ツアー(DPワールドツアー)は久常をはじめ、川村昌弘や星野陸也がシード権を保持。また2月2日に開幕するアジアンツアーも、日本勢が活躍する舞台になりそう。さらに、こちらも2月2日開幕のLIVゴルフは、予選会を突破した香妻陣一朗が主戦場にする。

国内男子ツアーは3月28日に初日を迎える「東建ホームメイトカップ」から、24年シーズンがスタートする。今年は昨年より3試合減の23試合を実施。これは史上最少の大会数という、さびしい結果になった。海外への道も切り開かれるだけに、昨年の中島、金谷、蝉川のようなニューウェーブによる賞金王争いや、さらなる新星の台頭、ベテランの復権など、多くの見どころを作り出したい。

今夏には一大イベントが待ち構える。24年パリ五輪だ。男子ゴルフは8月1~4日に開催。21年の東京五輪は松山、星野が日本代表を射止めたが、今年は誰になるのか? その行方にも大きな注目が集まる。

海外メジャーは、例年通り4月11日開幕の「マスターズ」(ジョージア州)からスタート。「全米プロ」(5月16日~、ケンタッキー州)、「全米オープン」(6月13日~、ノースカロライナ州)、「全英オープン」(7月18日~、スコットランド)と流れていく。メジャーを終えると、その後、五輪が控えているという形だ。

米国男子ツアーは、36試合のレギュラー大会と、3試合のプレーオフシリーズを実施。9月1日「ツアー選手権」が最終戦になる。この間、4大メジャー大会に加え、旗艦大会の「ザ・プレーヤーズ選手権」、さらに出場資格が絞られる“格上げ大会”のシグネチャー大会が8試合が行われる。そしてその後23年同様にフォールシリーズへ―というのが大きな流れだ。

本来であれば今年1月9日から、タイガー・ウッズ(米国)と、ローリー・マキロイ(北アイルランド)による新リーグ『TGL』がスタートする予定だったが、昨年11月にはそれの1年延期が決まった。再び今年のカレンダーが進んでいくにつれ、これに関する話題も出てきそう。

なにはともあれ、まず年始は海外で奮闘する日本勢に楽しませてもらおう!

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