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『うわぉ』なボギー上がりも後半6バーディ 神谷そらが米ツアー制覇に2差、V達成なら「家族会議(笑)」

ルーキーで今季2勝の神谷そらがビッグチャンスを迎えている(撮影:鈴木祥)

<TOTOジャパンクラシック 3日目◇4日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>

ルーキーながらメジャーを含む今季2勝を挙げている神谷そらが3日目に大爆発を果たし、首位と2打差のトータル18アンダー・4位で米ツアー制覇に挑む。

8バーディ・1ボギーの「65」で回った第3ラウンドは圧巻の一言。後半は6バーディを奪ってみせた。唯一のボギーは最終18番。ティショットがラフとセミラフの境目に止まると「イヤな予感がした」と、2打目はグリーン右横の池に吸い込まれた。それでも落胆の表情は見られない。

救済を受けて放った4打目は「うわぉ(笑)」というカップをかすめる一打に。5メートルオーバーしたが、これをしっかりと決めきってナイスボギー。傷を最小限に食い止めた。「池に入れないのがいちばんだったんですけど。入れてしまったことを考えると、最後パターが入ってくれたので、パターはいいイメージで終われたかと思います」とボギーも前向きに捉える。

序盤6ホールはパーが並び、焦りもあったという。「6番ホールのスコアボードでトップ10の名前を見ていて、その段階で自分は入ってなくて、上はスコアが伸びていて…。自分もついていかないとな、と思っていました」という気持ちが、続く7番、8番での連続バーディにつながった。

後半に入っても10番から3連続、14番のバーディを挟んで16、17番でもバーディ。ボギー締めはご愛敬だが、しっかりとV戦線に名を連ねた。

「この3日間、伸ばし合いについてこられてこの位置で戦えているので、明日も自分らしいゴルフで頑張りたい」。大ブレークを果たし、日本ツアーの中心選手として参戦する今大会。逆転優勝となれば来季の米国女子ツアーメンバーとなれるが、もちろんこれも視野に入れている。

「行きたいと思っていますが、順位のことはあまり考えていない。そう(優勝)なったら、その時に家族会議をします(笑)」と、米国に行きたい気持ちもありつつ、まずは目の前の一打に全力投球が前提。3勝目が米ツアーとなれば、最高のシーズンになること間違いなし。20歳の快進撃に注目だ。

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