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西村優菜が毎日必ず行う“棒”と“ティペグ”を使う練習の意味は? 「目線の確認です」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

ツアースティック2本をレールのように敷き、ティペグで作った狭いゲートの間を通す(撮影:村上航)

今年の国内メジャー第1戦「ワールドレディス サロンパスカップ」を制した西村優菜には、練習日にも試合の当日の朝にも必ずやる練習がある。2〜3メートルの距離で、ツアースティック2本をレールのように置き、その内側にボールがギリギリ通れる間隔でティペグ2本を刺して、そこを通すのだ。

西村優菜のパットのグリップはちょっと変わってる!?【写真】

「あれは目線の確認です。自分の見つけたスパット(ボールを打ち出す目印)とカップを結んで立ったときに、できるだけギャップが出ないようにするため。真っすぐのライン、フックライン、スライスラインの全部でやるようにしています。日によって目線と出球のギャップがすごく出たりする。そういうのをできるだけなくしたい」

例えば、スライスラインでカップ2個分曲がると読んだときに、ボールに構えてスパットを見ると、「もうちょっと切れるかな」と感じることがある。西村はその目線のズレをなくすために、オフの間からこの練習を重点的に行ってきた。

また「パター練習は嫌いじゃない」という西村は、ストロークのテンポが早くならないように、柔らかいシャフトの練習用パターで打つ練習も欠かさない。それがパーオンホールでの平均パット数5位(1.777)というグリーン上での高いパフォーマンスにつながっている。

西村は身長150センチで、ドライビングディスタンスは全体63位(231.56ヤード)と飛ぶ方ではないのに、平均ストロークで7位(71.1505)につけているのは、自分のゴルフをよく理解しているから。75%を越えるフェアウェイキープ率にアプローチ、そしてパッティングの技術はツアーでもトップクラスにある。

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