20歳ホヤホヤの川崎春花、今年最初のメジャーに「結果を残す」

5月1日に20歳の誕生日を迎えフレンチをたしなんだ川崎春花(撮影:米山聡明)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇2日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

「実感はないけど、ちゃんとした大人になりたい。今までは大人に頼っていたので、自立できるような」。

5月1日に20歳の誕生日を迎えた川崎春花が、節目を迎えての感想を聞かれて冒頭のようにコメント。「父と母とフレンチを食べに行きました。炭酸が苦手でお酒が飲めないので、オレンジジュースでしたけど」と報道陣を笑わせた。

2022年は2勝とブレークした川崎だが、ちょうど1年前の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は2日間で11オーバーの予選落ちと、苦い思い出しかない。しかし、同年の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」を制し、今度はメジャー覇者として戻ってきただけに、20歳になったことと相まって結果を残したい自負がある。

「20歳後で初の試合? 全然考えていませんでしたが、去年は全然手も足も出なかったものの、今年は成長できているかなと思うので、それを試合で出せるようにしたい」。

メジャーのセッティングに対しては十分すぎるほど警戒しているが、「正直、調子はよくないです。ショットの際に、イメージとスイングの感じが違い、それがよくない感触につながっている。ずっと同じ感じなのですが、とりあえず試合に入ったら距離とイメージだけ決めて打つように心がけています。グリーンが速いし、手前からいかないと奥にこぼれるうえに、周りも刈り込まれている。しっかりセカンド、サードショットで手前から攻めていくのを意識します」と大人のゴルフを誓った。

頑張りたい理由は多い。前週の「パナソニックオープンレディース」後の世界ランキング(75位以内)で、「全米女子オープン」(7月6~9日、米カリフォルニア州・ペブルビーチGL)の出場権を獲得した。「小さいころからの一つの夢。決まったときは出るの一択でした」。

会場のペブルビーチGLは見たことがないそうだが、お父さんから「素晴らしいコース」と聞かされ楽しみは膨らむ。「今年初のメジャーなので、しっかり準備して結果につなげられるように頑張ります」と、まずは同大会での活躍に照準を合わせた。

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