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狭いグリーンでバーディの畑岡奈紗 シビアにならず“おおまか作戦”が奏功

ショットとパッティングがかみ合い好発進を決めた畑岡奈紗(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 初日◇6日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

初日を6バーディ・3ボギーの「69」にまとめ、3アンダー・3位タイと好発進を決めた畑岡奈紗。「出だし2ボギーからスタートして、後半4バーディにできて、アンダーでスタートできたのはよかったと思います」と、充実の1日を振り返った。

10番から連続ボギーのスタートも、焦りはなかった。その後は1バーディ・2ボギーで前半を折り返すと、後半は怒とうの4バーディ。午前スタートでまだコンディションも良かったとはいえ、「いいところに付けられて、パッティングがよかったのがアンダーにできたところ」と、元々得意なショットとパッティングかみ合っての好スコアだ。

出だしのボギーも5メートルを沈めてのもの。その後もグリーン上の感触はよかった。上りのパッティングでショートする場面もあったが、おおむね納得のストロークができている。さらには、小さいグリーンではムリにピンを狙わずとも、“おおまか”に乗せれば自然とチャンスになるという面もある。「後半のバーディはぜんぶ細長いグリーンのところなので、乗ればチャンスかなという感じで打っていました」と、シビアになりすぎない作戦も功を奏した。

「普段通りに行くのが大事だと思うので」と、気合も緊張感もメジャー仕様にはなっていない。そんな気持ちの持ちようも好スタートの要因。悲願のメジャー初優勝に向けてこのままの調子で、アンダーを積み上げていけば、頂点は見えてくる。(文・高桑均)

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