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「うまく集中できた」グリーンを味方に躍進 古江彩佳が7位急浮上、全米女子OP初の予選突破

さすがの安定感。古江彩佳が上位で決勝ラウンドに臨む。(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 2日目◇7日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

古江彩佳が今季の好調そのままに上位へ浮上した。5バーディ・3ボギーの「70」で回り、トータルイーブンパーの7位タイで予選ラウンドを突破した。

出だしの10番からピンチの連続だったが、2メートルのパーパットを連続で決めてしのいだ。12番、14番でバーディを奪ったが、これからというときに16番でボギー。続く17番パー3もティショットをグリーン手前バンカーに入れて、難しい状況に。ここから5メートルショートしたが、続くパーパットをしっかり打ち抜きパーセーブ。後半は3バーディ・2ボギーの1アンダーにまとめ、トップの背中が見える位置で残り2日に挑む。

この日は出だしを含め、パッティングで勢いを付けた。西海岸特有のポアナ芝は考えれば考えるほど厄介。不規則な芝目に苦しめられるが、初日がまさにそうだった。芝が伸び始めた午後スタートの初日は、荒れたグリーンに手を焼いたが、この日は朝のまっさらなグリーン。「すごくキレイに転がってくれた」。強気のパッティングでカップを狙うことができた。

ホールアウト時点では20位台だったが、午後組が軒並みスコアを落とし、終わってみればトップ10に入る躍進ぶり。この日のスコアは「よしとします」と満足感はあるものの、トータルで言えばイーブンパー。「欲を言えば上位を目指していきたいので。やっぱり赤字(アンダーパー)にはしたいなと思います」と、目指すはさらなる追い上げだ。

前戦のメジャー大会「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」でも8位タイと健闘。今大会は3度目の出場にして初めて予選を通過した。「(予選落ち)3回目はいやだな、と。うまく集中してできました」と臨む残り36ホール。「赤字にしたいですね」。週末もアンダーパーのラウンドでトップを追いかける。(文・高桑均)

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