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「まったくチャンスにつかなかった」石川遼はショット不振で薄氷の予選通過

ショット不振も2アンダー。苦しみながらも予選ラウンドを通過した(撮影:米山聡明)

<ダンロップフェニックス 2日目◇17日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7042ヤード・パー71>
 
トータル1オーバー・51位タイで2日目を終えた石川遼。初日から「74」と出遅れて、2日目は2アンダーで回るも納得のいかない内容に。薄氷の予選通過ではあったが、明日以降は巻き返しを図りたい。

「ただただ、アイアンが悪い」とラウンドを振り返った石川。いつものように話すが、どこか重たい口調であった。予選通過に向けて「伸ばさないと届かないと思っていた」とアンダーパーが必須となった2日目は、ショットが悪い中でも2アンダーと底力を見せた。
 
「きのう悪いゲームをしてしまい、引きずっていた部分もありますし、きょうも厳しいかな」とこの日も難しい展開になると自身でも感じていた。アイアンの縦距離が合わず、「まったくチャンスにつかなかった」とグリーンオンしても10~15メートルのパットを打つ場面が多く、中々バーディを奪える流れは来なかった。だが、「4メートルくらい」と16番と5番で巡ってきた”短くはない”バーディチャンスを好調のパッティングでものにした。
 
「グリーンはだいぶ読めていた」とショットの不調をパターでカバー。8番も10メートル近いパットを沈めて、3つ目のバーディを奪った。アイアンもウェッジも縦距離が合わないと悩ましい状況が続くが、「原因はわからない」と解決策を見いだせていない。「アイアンをアジャストできれば…」とパッティングは好調だけに、何とかアイアンを修正したいところ。

最後は「あすは楽しみ」と口にしてその場を後にした石川。ショットに不安がある中でも、期待を胸に週末の戦いに挑む。

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