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契約フリーの飛ばし屋・穴井詩は安定重視で『パラダイム』 新3Wも投入【勝者のギア】

穴井詩の葛城制圧に貢献した14本とは?(撮影:上山敬太 / ALBA)

<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇2日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6480ヤード・パー72>

 

35歳のベテラン・穴井詩がトータル9アンダーで並んだ、ささきしょうことのプレーオフを2ホール目で制し、4年ぶりのツアー4勝目を飾った。強風でオーバーパーの選手が大半の中、3打差を追う穴井は4バーディ・2ボギーの「70」をマーク。プレーオフ1ホール目には右へ抜けたティショットがテレビ塔に当たってフェアウェイに戻るなど運も味方し、勝利を手繰り寄せた。

昨季257.49ヤードで平均飛距離1位になった飛ばし屋だが、今年は安定性を重視している。「技術もそうですし、スイングも綺麗にしたい。必要のないところで振ってしまう癖もあるので、おとなしくいきたい」。現に3日目までフェアウェイを外した回数は各日1度ずつ。強風が吹いた最終日も14ホール中11度フェアウェイをとらえた。とはいえ、ここまで256.50ヤードでドライビングディスタンス2位につけているのはさすが。

 

クラブ契約フリーだがウッド系はキャロウェイで統一。ドライバーと同じく『パラダイム』を入れている3Wは今週新たに投入したもの。「以前は13.5度のロフトだったけど、今週は少し高めに球を出したかった。それで15度のスプーンで、今年のモデルを入れています。元々はクリークと同じエピックスピードだった」という葛城対策も実ったと話す。

 

アイアンは前回優勝した2019年の「NEC軽井沢72ゴルフ」とモデル(当時はJPX919ツアー)は違うものの、長年ミズノを愛用している。今大会も4日間でパーオン55回/72ホールと全体3位で、FWキープ50回と全体4位の安定したティショットから着実にチャンスにつけ続けていた。

 

【穴井詩の優勝セッティング】

1W:キャロウェイ パラダイム◆◆◆

(9.5°、テンセイCKオレンジ60S、45.25インチ)

3W:キャロウェイ パラダイム(15°)

5W:キャロウェイ エピックスピード(18°)

7W:キャロウェイ ローグST MAX(21°)

5U:キャロウェイ ローグ(24°)

5I~PW:ミズノ JPX 921ツアー

52°:キャロウェイ JAWS RAW

58°:グラインドスタジオ

PT:オデッセイ ホワイトホットOG 2ボールブレード

BALL:タイトリスト プロV1

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