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新アイアン+新シャフトが「うまく合いました」 古江彩佳が“距離感合わせて”好発進

古江彩佳のニューウェポン 2日目以降も火を噴くか(撮影:ALBA)

<JMイーグル・LA選手権 初日◇27日◇ウィルシャーCC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

初日を終えて2アンダー・20位につけた古江彩佳は、“お馴染み”となった「ぼちぼちだと思います」という言葉で一日を振り返った。午前組ということもあり、「そこまで跳ねなかった」とポアナ芝のグリーンもおとなしく、前半の13番、14番では連続バーディ。ただ、そこからはパーを並べることになり「もうちょっと伸ばしたかった」という本音ももれるが、上々の初日といえる。

そのバッグには新たな相棒を携えている。今週からアイアンを長年エースにしてきたブリヂストンの『ツアーB X-CB』から『221CB』にチェンジ。「前のものより少し高さが出る。距離はそこまで変わらないけど、風が出たときにうまく計算しながらやれれば」と話していたが、いきなりの実戦で「だいたい合っていました」としっかり距離感を合わせることにも成功した。順応性の高さは、こんな部分にもうかがえる。

さらにそのアイアンには、もう一工夫が施されていた。シャフトをフジクラの新作で、アイアン用カーボンの『TR PROTO』に替えていた。このプロトタイプは、アイアンのスピン量と打ち出し角を上げ、グリーンへの落下角が増すためボールがより止まるという性能が売り。国内ツアーでも投入する選手が増え、米国では渋野日向子も使用している。

もともとは、これまで使っていたシャフトにヘッドを替えて試し打ちをしたがいまいちフィットしなかったため、先週この新たなシャフトを挿してテストしたという。「ブリヂストンさんとフジクラさんが考えて、うまく合いました」と、周囲のサポートにも支えられこの試合に臨んでいる。

生命線ともいえるアイアンショットに磨きをかけ、小さいグリーンが特徴のコースでこの日は18ホール中11ホールのパーオンにも成功した。「そこまで距離が長くなく、ショットをうまくつけて、ポアナ芝も読みながらできればアンダーで回れるかな」。ショットメーカー向けともいえるコースで、ここの精度はまさに重要になる。午後組で回る2日目。新たな相棒でさらなるチャンスを演出したい。(文・間宮輝憲)

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