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マキロイ、フィッツパトリックにLIVゴルフからオファーなし?「興味なかったけどね」

ローリー・マキロイ(左)とマシュー・フィッツパトリックにはオファーなし? LIVとの“統合”に何を思う?(撮影:GettyImages)

LIVゴルフをバックアップするサウジアラビアの政府系ファンド「PIF」とPGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーの3者間提携を受けて、PGAツアーに残った選手たちは複雑な思いを吐露している。

「RBCカナディアン・オープン」の開幕前日、大会3連覇を目指すローリー・マキロイ(北アイルランド)は統合について、「10年後のプロゴルフ界にとってはいいことだ」と苦しい胸中を抑えながら話したが、その中でマキロイは「僕は一度も(LIVから)オファーを受けていない」と明言した。2022年6月、LIVゴルフがロンドンで開幕戦を迎えた同週に、RBCカナディアンオープンで勝利、世界ランキングは3位にアップ。そんなマキロイにLIVゴルフはオファーしなかったという。

さらにLIVゴルフが開幕した翌週、ボストンのザ・カントリー・クラブで開催された「全米オープン」を制したマシュー・フィッツパトリック(イングランド)も「正式なオファーはなかった」という。

カナディアン・オープンの初日を「68」でラウンドした後、『LIVゴルフに移籍した選手がPGAツアーに戻ってくるのはどう思うか?』と聞かれた際は、「その質問は答えるのが難しい。僕は一度も正式なオファーを受けていない。いずれにしても当初から(LIVゴルフには)興味はなかったけどね」と話した。さらに「それでもあれだけの大金を積まれたら、それを却下するのはとても難しかっただろう。彼らに同情するよ」と付け加えた。

PGAツアーの発表によると、米PGAツアー、欧州ツアー、PIFがこれから設立する「新会社」の利益を、現在PGAツアーでプレーする選手に分配する方針。一方、LIVゴルフでプレーした選手らがPGAツアーへの復帰を望んだ場合、新会社の利益分配を受けることはできず、何らかの『罰則』が与えられるという。(文・武川玲子=米国在住)

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