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東京五輪 金メダリストのザンダー・シャウフェレのウェアのこだわり シックなカラーを好む理由とは?

日本に来日し取材に応じたザンダー・シャウフェレ(撮影:岩本芳弘)

2021年「東京五輪」金メダリストで、今季米男子ツアーフェデックスカップランキングで2位のザンダー・シャウフェレ(米国)が日本へ来日。先週の16日(月)に都内のホテルで取材に応じ、普段聞くことのできないゴルフウェアやシューズへのこだわりを聞いた。

アディダスゴルフの契約プロであるシャウフェレ。同ブランドの良さについて、「やっぱり見た目がルックグッド。そして心地よさを感じるところが大きい」と話す。素材や形にこだわり、着用者のパフォーマンスアップをサポートするアディダスゴルフのアイテムにシャウフェレは満足しているという。
 
取材時には、カーキ系のグリーンカラーのプルオーバーに、黒のパンツ、白のキャップとシューズというシックなコーディネートで登場。「そんな大きなポイントというのはないんですけれども、機能性のいいもの」というテーマで選んだという。
 
「どちらかというと、色よりかは、いつもよく手にして着ているもの。そのなかでは、(アディダスの)ファイブポケットパンツが好きですごく愛用しています」。
 
試合で見る限り、着用しているウェアカラーは黒やネイビー、グレーが多い。1番派手な色でライトブルーを見るぐらい。あまり明るい色は好まないのか? 「そういう色のほうが細く見えるので」と笑って答える。
 
「性格的に、あんまり目立ちたいタイプではない。何を着てもきっと似合うと思ってるんですけど」とニッコリしながら冗談混じりに言う。「まあ、オフコースでも濃い目の暗い色を選びがちです」とシックなカラーが好み。冒頭に話していた“ルックグッド”のために着ているようだ。
 
『どうすれば、ザンダー選手になれますか?』という質問には、「シューズはアディダスのツアー360を履いてもらって、パンツはほぼファイブポケットのパンツを選んでいるので、それを履いてもらえたら自分のスタイルになるかなと」と答えた。
 
ここで見落としてはいけないのが、シャウフェレのシューズはボアではなく紐タイプ。「子どもの頃から紐で育ってきた。日本の市場はボアが多いと思うけど、ぼくは紐に慣れているからね」。シャウフェレのような姿を目指すなら、ボアを選ばないほうが良さそうだ。
 
最後に海外のアディダスショップにはよく行くのか聞くと、「アメリカではあまりストアが近くにないので、オンラインを中心にショッピングをしている」とあまり行かない様子。「日本に来たときのほうがストアがあったので、きのうスタンスミス ラックス ゴアテックスをアメリカでは見たことないやつだったので、購入したばかりです」と日本ではショッピングも楽しんでいた。
 
シャウフェレの母親は台湾出身で日本育ち、父親はドイツとフランスのハーフ。祖父母は現在も東京都渋谷区に在住している。そして、妻の母親が沖縄出身の日本人であるシャウフェレは日本とは縁深い。食べることが好きなシャウフェレは来日後に「刺身、松茸、牛丼、鍋焼きうどん、たくさん!(笑)」と連日、日本食を楽しんでいた。
 
先週、22日(日)まで行われていた「ZOZOチャンピオンシップ」では、トータル2オーバー・38位タイでフィニッシュ。4日間多くのギャラリーを引き連れプレーしていた。ホールアウト後はサインを待ち行列をつくった日本ファンへ笑顔で対応。またシャウフェレが日本に戻って来る日をファンは楽しみに待ち望むだろう。(文・高木彩音)

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