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リ・ハナは2週前に長尺ドライバーを投入し「10~15ヤードは違います」【勝者のギア】

2週前にドライバーのスペックを一新(撮影:佐々木啓)

<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇29日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>
 
手に汗握る展開となった今年の「樋口久子 三菱電機レディス」は、22歳のリ・ハナ(韓国)がトータル9アンダーで首位に並んだ山下美夢有、仁井優花とプレーオフ(18番パー5)を制し、嬉しいツアー初優勝をつかんだ。ウッド系はキャロウェイ、アイアン系はスリクソンから用品提供を受けているハナの14本を見てみよう。

「10~15ヤードは違います」と、大きく飛距離が伸びたことを勝因の1つに挙げる。実は2週前にフィッティングしてウッド類を一新。ドライバーは0.75インチ長くして46インチに伸ばした。総重量は320グラムとなっている。そのUSTマミヤの新作シャフト、中元調子の『LIN-Q BLUE EX』は「すごく合っているからクラブが振りやすくなりました」と本人は話す。USTマミヤのツアー担当によると、「振り遅れることなく、一般的なものより戻り感がある」という。
 
飛距離を伸ばすために球筋をフェードからドローに変更したハナ。今季ここまでの平均飛距離は230.01ヤード(83位)だが、現在のアベレージは「ランも入れたら240ヤードくらい」。さらに、「今年の冬にトレーニングして、来年の開幕までに10メートル飛ぶようにしたいと思います」と、アベレージ250ヤード超えを目指している。
 
コロナ渦で統合された2020-21シーズンのステップ女王は、飛んで曲がらない長尺ドライバーで多くのバーディチャンスを作り出し、飛躍の秋を迎えた。
 
【リ・ハナの優勝クラブセッティング】
1W:キャロウェイ パラダイム ◆◆◆S(9度/LIN-Q BLUE EX 5S、46インチ)
3W:キャロウェイ パラダイム ◆◆◆T(14度/LIN-Q BLUE EX 5S)
5W:キャロウェイ パラダイム ◆◆◆(18度/LIN-Q BLUE EX 5S)
4U:キャロウェイ パラダイムMAX FAST(21度/ATTAS EZ 65S)
4I:スリクソン ZX MkII ユーティリティアイアン(23度、ATTAS IRON 80S)
6I~PW:スリクソン ZX5 MkII(ATTAS IRON 80S)
50,54度:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(ATTAS IRON 80S)
58度:キャロウェイ JAWSフォージド(ATTAS IRON 80S)
PT:オデッセイ 2-BALL ELEVEN S TOUR LINED(ALL in、32インチ)
BALL:タイトリスト PRO V1x

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