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危ない! 凍った池からのショットで起きた大ハプニング映像をSNSで発見 「あるがままで打て」では生命の危険が伴う

ボールが池に入ったらペナルティを払ってから打ったほうがいい(撮影:GettyImages)

オーストラリア最大の、海外のスポーツを含む50以上のスポーツをライブ&オンデマンドで利用可能なビデオストリーミングサブスクリプションサービスKayosportsの公式インスタグラムが投稿した、厳冬の季節のゴルフ中に起きた悲劇の動画。水面が凍った池の上に止まったボールを打とうとした男性がダフってバランスを崩し転倒。その勢いで氷が割れ男性は冷たい池の中に落ちてしまったのだ。

動画に添えられた“Play it as it lies”という言葉は、「あるがままでプレーせよ」というゴルフの基本理念である。池に入れたら1打ペナルティを払い、救済を受けてから打つのがセオリーだが、ここはひとつ基本理念にのっとり、できることならペナルティは払いたくない。プロのトーナメント中継でも、池に入れたプロが、水面からボールの頭が覗くような状況なら、果敢にウォーターショットに挑戦するシーンを目にすることもある。
 
ウォーターショットの場合は(それでも一般のゴルファーはトライすべきではないが)、シューズを脱いで足が濡れる、インパクトで飛び散った水や泥が顔や体にかかる、程度で済むかもしれない。しかし凍った池の上にボールがある状況でのショット、もちろん、人間が乗っても割れる心配がないほどにぶ厚い氷の場合ならある程度は安全かもしれない。
 
しかし、通常は池の氷がどの程度の厚さなのかはわからないし、確かめる術もない。厳冬期の氷が張る池の水の冷たさは、想像しただけで身が縮みそう、いやそれどころか生命の危険さえある。所定の救済措置に則り、ペナルティを払ってショットに臨むのが鉄則と心得ておくべきだろう。ちなみに、動画の男性は氷にソールしているように見えるが、以前なら、水面にソールした時点で2罰打が科されたが、2019年のルール改訂により、「ペナルティーエリア」ではソールしても無罰の規定に変わっている。

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