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史上初を連発した岩井明愛・千怜の最強ツインズ さらなる存在感発揮へ「歴史を作りたい」【プロゴルファー・新年の誓い】

アワードに出席した岩井明愛(左)と千怜(撮影:福田文平)

年も明け、2024年を迎えたが、それはゴルフ界にとっても新たなシーズンが始まることを意味する。昨年もさまざまな“喜び”、“悔しさ”などを味わった選手は、いったいどんな思いを抱いて、その新たなシーズンに臨むのか。“新年の誓い”を紹介する。今回は、ツアーを引っ張った最強ツインズ。

昨年、姉の岩井明愛は初優勝を含む3勝、妹の千怜は2勝(通算4勝)を飾った。5月「RKB×三井松島レディス」では山下美夢有を加えた三つ巴のプレーオフにもつれ込み、史上初の双子プレーオフを演じた(千怜が優勝)。さらに6月「ニチレイレディス」ではこちらも史上初となる姉妹で最終日最終組に入り、7月に名門・ペブルビーチGLで行われた「全米女子オープン」では海外メジャーにそろって初挑戦。ツアーの歴史に新たな一ページを刻み続けた。

双子プレーオフでは、直ドラで競演してゴルフファンを沸かせた。この一打がJLPGAアワードでメディア賞『ベストショット』部門でダブル受賞。色違いのスーツ姿で出席したアワード後に会見が行われ、そこでは「100点」と口をそろえた23年シーズンを振り返るとともに、新年への思いが語られた。

体力面に課題を見つけ、「シーズン中にも時間を見つけてトレーニングしたい」と話した明愛は、「複数回優勝を目指して、千怜と一緒に今年(2023年)以上に歴史を作りたい」という目標を掲げた。悲願の初優勝をつかんだ昨年は、最終戦まで山下、申ジエ(韓国)と年間女王を争った。昨年以上の飛躍を目指す。

千怜は「国内5勝を目指して、海外メジャーではトップ5に入れるように頑張りたい」と意気込んだ。年間5勝は女王・山下が2年連続で達成した数字。その背中を追いかけ、新年は“岩井時代”を築き上げたい。

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