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メジャー覇者という重圧よりもショットの狂いが… 渋野日向子の全英連覇を阻んだもの【次週国内復帰戦】(No.160283) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

全英連覇は果たせなかったが、得るものは大きかった

来週の30日(金)に開幕する「樋口久子 三菱電機レディス」から国内女子ツアーに復帰する予定の渋野日向子。8月から2カ月間は海外女子メジャー2試合を含む6試合に出場するため、長い海外遠征に臨んだ。合計19ラウンドの場で渋野は何を得たのか。4カ月ぶりの国内大会を前に、スタッツと渋野自身のコメントで海外の経験を振り返ってみる。今回はタイトル防衛に挑んだ全英について。

渋野日向子のドライバースイングを米国で撮影【連続写真】

「全英チャンピオン」、「メジャーチャンピオン」として迎えた大一番。スコットランドの「ロイヤル・トゥルーン」で行われた「AIG女子オープン」は前哨戦となった「スコットランド女子オープン」と同じくリンクスコース。「連覇できる権利があるのは私だけ」と渡英したが、その前哨戦で予選落ち。そして乗り込んだメジャーの舞台。気持ちの整理はついていたのか。

「本当に何もできない自分が悔しかった。先週の悪かったところを今週はちょっとでも良くできるように頑張りたい」と笑顔で話したが、表情はさえなかった。天候がすさまじく荒れる予報となったなかで、「グリーンも軟らかくなると思うし、私らしいゴルフができそう」と、果敢にピンを狙うゴルフをするはずだったが…。

「はじめての経験」というほどの強風が吹き荒れた初日は、スタートからつまずき連続ボギー。そして4番のパー5ではフェアウェイバンカーから2回打つなど、全英ならではのアゴの高いバンカー攻略に苦戦しトリプルボギー。序盤から流れをつかめずにスコアを落としてしまった。

結局この日は3バーディを奪ったが、5ボギーに1トリプルボギー。5オーバーの出だしとなったが、グリーン外からパターを使って寄せる新技を見せ、後半はティショットでフェアウェイを外すことなく終わったことは収穫と、前を向いた。

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