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埼玉栄高3年・佐藤快斗が難グリーン攻略へ 傾斜で寄せるコツつかみ「最終日はアンダー」

佐藤快斗は強い風が吹いた3日目に「75」とまとめて、28位タイから36位タイに浮上(撮影:ALBA)

<アジアパシフィックアマチュア選手権 3日目◇28日◇ロイヤル・メルボルンGC(オーストラリア)◇7055ヤード・パー71>
 
初日を日本勢トップの9位タイでスタートした埼玉栄高校3年生の佐藤快斗だったが、2日目は「欲をかいて打ってしまった」と36位タイに後退。今日の3日目は「バーディは獲れたら獲るくらいの気持ちで」回り、3バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの「75」と3つスコアを落としながらも、強風で各選手が伸び悩んだこともあり、トータル12オーバーは28位タイへと浮上した。

「今日は風がかなり強くて、セカンド以降で(風に負けないために)抑えて打とうとしすぎて、思った通りに打てず苦戦しました。それと、急に風が強くなるときがあって、パットが急に曲がったり」と、7番までは2ボギー・1ダブルボギーと苦しい立ち上がり。
 
しかし、8番パー4でこの日初めてのバーディを決めると、「奥の傾斜をうまく使って寄せられました」と、11番、13番でも立て続けにバーディを奪取。パープレーまで戻せるかという勢いを見せた。
 
しかし、15番で「1.5メートルのバーディパットを外してから、また崩れました」と、直後の16番で3パットのボギー、最終ホールではティショットを左に引っかけてアンプレヤブルしたこともありダブルボギー。残り3ホールから3つ落とし、不完全燃焼で終えた。
 
ただ、明日に向けて「傾斜に慣れてきて、(傾斜を使って寄せる)イメージが出てきた」ことは好材料。今大会の舞台、ロイヤル・メルボルンGC(オーストラリア)は、グリーンのアンジュレーションがかなりきつい。そのため、落としどころを間違えれば花道まで戻ることもしばしばある。
 
そんな難グリーンの感覚をつかんだ佐藤は、「最終日はアンダーで回りたい。途中の今日の攻め方をすれば問題ないと思うので頑張りたいです」と、最後の18ホールでの巻き返しを狙う。(文・杉本夏希)

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