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“2週間ルール”って大丈夫? 米ツアー初のコロナ感染から1年、日本の対応はどうだったのか | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

PGAツアーで使われているリストバンド(撮影:Mike Wolfe)

華々しく開催されるはずだった2021年の国内男子ツアー初戦「東建ホームメイトカップ」は、出場選手のコロナ陽性が確認され、3日目が中止となった。国内ツアーで初めて出場選手の陽性が確認されたケースとなったが、今回の対応はどうだったのか。

2021年 男子プロのバッグの中身【写真】

感染が確認されたキム・キョンテ(韓国)は、19年以来の日本ツアー参戦のため3月28日に入国。空港でPCR検査を受け、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の管理下のもとプライベート車でホテルに移動。14日間の隔離を終えて、再度のPCR検査受検、JGTO管理体制のもとで会場に入り、大会期間中も密を避けた行動を取っていた。

ところが2日目の朝に38.5度の発熱があり、会場近くの三重県桑名市内の病院で抗原検査を行い陽性判定。隔離施設を探すために時間を要し、そのあいだキョンテは車内で待機していたという。濃厚接触者として2名が保健所から認定されたが、すぐにPCR検査を受検、初日同組でプレーした選手らも近隣でPCR検査を受けられる施設を探し、名古屋市内へ移動して検査を受けた。幸いにも陽性者は出なかったが…。

世界の主要ツアーではじめて出場選手のコロナ感染が確認されたのが、昨年の6月。PGAツアー再開2戦目の「RBCヘリテイジ」第2ラウンドだった。ニック・ワトニー(米国)が2日目朝に体調不良を訴え、検査の結果コロナ陽性が判明し、今回のケースと同様にそのまま棄権した。

PGAツアーでは、大会会場近くにPCR検査を受けられるトレーラーやテントを常設。本戦が始まれば数は減らすが、最終日までいつでも検査が受けられる体制を整えている。陽性がわかった場合は、隔離施設や移動の手配、隔離中の食事や日用品に至るまで、ツアーがサポート。選手やキャディが感染した場合、選手には最大10万ドル、キャディには最大1万ドルの補償も行なっている。

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