【動画】GK不在の大ピンチに湘南・本田真琉虎洲が神セーブ連発!?

【Fリーグ】名古屋オーシャンズ7−2湘南ベルマーレ(8月6日/千種スポーツセンター)

急造GKのありえない“神セーブ”が飛び出した。湘南ベルマーレ本田真琉虎洲は、GKが退場した大ピンチにGKとしてピッチに立ち、Fリーグの絶対王者・名古屋オーシャンズの最強アタッカー2人の強烈シュートを連続ストップ。このスーパープレーには実況も「ハンパない!」と興奮し、ファンも「涙腺崩壊しそう」と悶絶した。

今年39歳の大ベテランがGKで神セーブ連発!?

湘南ベルマーレは、守護神フィウーザが全治3カ月の負傷中ということもあり、名古屋戦で先発を任されたのは22歳の若手GK中澤航だった。ところが32分、中澤はエリアを飛び出して相手をブロックした際、この日2枚目のイエローカードをもらって退場してしまう。ベンチにGK不在となるなか、GKユニフォームを着たのが本田だ。

フットサルでは、フィールドプレーヤー(FP)が“5人目の攻撃者”としてGKユニフォームを着てリスク覚悟で攻め込む「パワープレー」という戦術がある。しかし、通常のインプレー中にFPがGKとしてプレーすることはない。相手は、Fリーグ6連覇中の絶対王者であり、なおかつ、「退場した場合は2分間、4人で戦うか、失点するまでは5人に戻れない」というルールがあるため、ピッチは3人のFP+1人の急造GK。失点はもはや必然だった。

しかし、再開した最初のプレーで、昨シーズンのMVPで今シーズンも得点ランキング首位のアンドレシートの強烈FKをドンピシャでセーブすると、続いては、昨シーズン得点王・清水和也の強烈なシュートをシャットアウト。本田は、まさに守護神のような技術を繰り出し、わずか4秒の間に2つのビッグセーブを披露したのだ。

ABEMAの実況・福田悠は、「ノッサ・セニョーラ!(ハンパない!)」と大興奮。さらに、元フットサル日本代表で、名古屋でもプレーした解説・星翔太氏も「すごいですね……素晴らしい」と感嘆した。

このプレーにはSNSでも多くのリアクションが集まった。ABEMAで解説も担当する横江怜氏も「本職ではないんです。なかなか珍しいシーンですが、気持ちが見えたスーパーセーブでした!」と称賛すると、ファンも「涙腺崩壊しそう」「かっこよぉおおお!!」と次々に本田を讃えるコメントを投稿した。

今年39歳を迎える本田は、ブラジル・サンパウロから2005年にペスカドーラ町田の前身CASCAVEL TOKYOに加入し、2007年のFリーグ開幕初年度から17年間ピッチに立ち続ける数少ないレジェンドの一人である。現在は日本国籍を取得し、日本人としてプレーするが、ファンや仲間からはかつての愛称「ジャッピーニャ」と呼ばれ愛されている選手だ。“湘南の侍”とも言われる、衰え知らずの大ベテラン。そのプレーから今後も目が離せない。

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