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【女子F開幕節|記者会見/立川vs宇部】圧巻23得点!開幕戦大勝の立川・小野直樹監督「貪欲に、いろんなパターンでゴールを決めてくれた」

18日、日本女子フットサルリーグ2023-2024第1節、立川アスレティックFCレディースvsミネルバ宇部の試合が行われた。

昨シーズン優勝争いを繰り広げた立川に対し、宇部の登録メンバーは、10代の選手が中心の7人のみ。試合前から大きな戦力差が見えた一戦は、立川が23ゴールを奪いFリーグ史上最多得点差となった。

大勝で試合を終えた小野直樹監督と、キャプテンの藤田実桜が記者会見に出席した。

女子Fリーグ2023-2024シーズン日程

やってきていることを、追求するゲームだった

立川アスレティックFCレディース|小野直樹監督

──試合を振り返って。

今年から私がアスレの監督になって、選手も何人か変わりました。一からチームをつくるなかで、まずはアスレの選手の良さを生かすために、攻撃的なチームにしていこうとアプローチしています。去年はゴールが少なかったので、規律を少し入れながら、そこにみんなの能力や自由さを付け加えたら、選手たちもやりやすくなるんじゃないかなと考えて準備してきました。

今日の相手は、フットサルでの基本的な守り方も、攻撃の戦術もあんまりないんじゃないかという点で、ある意味やりづらいだろうと思っていました。ただ、自分たちのペースを乱さずにプレーするには、勝つとか、ゴールを決めることだけに注力するのではなく、「やってきていることを追求するゲームだ」とみんなに話をして、試合に臨みました。

相手は人数が少なくて大変だったと思いますが、レギュラーシーズンは一巡しかしないので、得失点差がすごく重要になってきます。なので、そこは遠慮せずに、「貪欲になっていこう」とだけ声を掛けました。前半の早い段階で得点も奪えて、伝えたとおりにいろんなパターンでゴールを決めてくれて、いいスタートが切れました。

──こういった大量得点のあとは、なかなか難しい試合になることも多いです。次戦の北海道イルネーヴェは、開幕戦でもいい試合をしていました。そこを踏まえて、次戦に向けての意気込みを教えてください。

仰るとおり、北海道の戦い方はすごく洗練されていて、個の能力が高い選手も揃っています。私も試合を見ていて強敵だなと感じました。逆にそういう相手に対して、今年どれだけできるのかは選手たちに期待しています。去年は引き分けているので、気を緩めることなくしっかり勝ち切れるように、また準備したいと思います。

一人ひとり特徴のある選手がゴールを奪えた

立川アスレティックFCレディース|藤田実桜

──試合を振り返って。

まずは開幕戦に勝利して、いいスタートになって良かったです。例年のアスレは自陣に引いている相手に対して、難しい試合運びをしてしまうことが多かったのですが、新監督になっていろんな戦術を使って練習もしていたので、結果に繋げることができました。試合前にもハーフタイムにも、「集中力を切らさずにゴールを貪欲に狙っていこう」という話もあって、そこは40分間やり続けられたと思います。

──点差があれだけ離れたなかで、それでもどんどんゴールが生まれました。試合の途中でどこかすました感じになってしまったりもしたんですが、最後まで笑顔が見えました。その点はどういう心境でしたか?

今日はこういう結果になりましたが、得失点差を考えるとゴール数は大事なところだったので、「最後まで切らさずに」という気持ちをまずは自分から出していきました。一人ひとり特徴のある選手が揃うなか、ほぼ全員が1点は取れたので、誰が点を決めてもうれしいですし、その気持ちが素直に出ただけかなと思います。

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