サンズがプレーオフ進出一番乗り!1993&2005年に記録した球団記録更新も視野に<DUNKSHOOT>

5試合ぶりの復帰戦でトリプルダブルに迫る活躍を見せたブッカー。サンズのプレーオフ進出決定を後押しした。(C)Getty Images
現地時間3月9日、ウエスタン・カンファレンスおよびリーグ全体首位のフェニックス・サンズは敵地でイースタン・カンファレンス首位のマイアミ・ヒートと対戦。後半だけで19点差をつけるなど自力の高さを見せ、111−90で勝利した。

東西首位決戦を制したサンズは今季の成績を53勝13敗とし、リーグ一番乗りでプレーオフ進出が決定。司令塔のクリス・ポールを2月24日のオールスター明けから欠いているものの、以降もチームは5勝3敗と順調に勝ち星を重ねている。

サンズのモンティ・ウィリアムズHCは、「選手たちに、今まで見たなかでも最高のディフェンシブ・パフォーマンスのひとつだったと言ったよ」と、堅守が強さの根底にあると強調。この日は試合最初の6分間で25−14とリードされながら、第1クォーター残りの6分間を2失点に封じて逆転。後半はヒートをわずか35点に封じてみせた。
5試合ぶりの復帰戦で両チーム最多の23得点に8リバウンド、9アシストをあげたデビン・ブッカーは「何のために仕事をしているのか、僕たちは理解している」とコメント。ほかにもミケル・ブリッジズが21得点、ディアンドレ・エイトンが19得点、11リバウンド、ジャベール・マギーが11得点、15リバウンド、キャメロン・ペインが11得点、10アシストとそれぞれが役割を全うした。

2006−07シーズン以来となるリーグの全チームを相手に白星をあげたサンズは、同カンファレンス2位で並ぶメンフィス・グリズリーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズとは8.5ゲーム差、イースト首位のヒートとは9.0ゲーム差と独走状態。

チームは過去、1992−93シーズンと2004−05シーズンに球団史上最多の62勝(勝率75.6%)を記録しているが、今季はここまで勝率80.3%と往時を上回る勢いだ。レギュラーシーズンは残り16試合、10勝以上をあげれば球団記録更新となる。昨季に続くファイナル進出、さらに悲願の優勝へ、勢いは止まらない。

構成●ダンクシュート編集部

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