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「俺はどんなバスケもできる」“人生初”センター起用のレブロンの活躍でレイカーズが連敗ストップ!<DUNKSHOOT>

初のセンター起用となったレブロンだが、32得点、11リバウンド、11アシストと八面六臂の活躍でチームを連敗ストップに導いた。(C)Getty Images
現地時間12月28日のヒューストン・ロケッツ戦、ロサンゼルス・レイカーズは今季19パターン目の先発陣をコートへ送り出した。

この日はラッセル・ウエストブルック、エイブリー・ブラッドリー、マリーク・モンク、10日間契約で加入したスタンリー・ジョンソンに、レブロン・ジェームズをセンターで起用するというラインナップされた。

現在レイカーズはフランク・ヴォーゲル・ヘッドコーチ(HC)が新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りによって離脱しており、アシスタントコーチのデイビッド・フィッツデールが指揮官を代行した。

センターのドワイト・ハワード、ディアンドレ・ジョーダンは健康体ながら、この試合では起用せず、ベンチスタートのカーメロ・アンソニー、テイレン・ホルトン・タッカー、ダレン・コリソンによる8人ローテーションのスモールラインナップで戦い抜いた。

レイカーズは今季ワーストの5連敗中だったが、この試合ではレブロン(32得点、11リバウンド、11アシスト)とウエストブルック(24得点、12リバウンド、10アシスト)が揃ってトリプルダブルをマークして132−123で勝利。連敗を止めたレイカーズは、両選手のほかにモンクが25得点、2ブロック、カーメロが24得点、9リバウンド、2ブロック、ブラッドリーが14得点と続いた。
バスケキャリア初のセンター出場についてレブロンは、「これまでの人生で、センターとしてプレーしたことは一度もなかった。俺はいつだってウィングかハンドラーだったから」と回想。そのうえで「このリーグで最も難しいのは勝利すること。だから勝つことは決して当たり前のことじゃないんだ」と喜んだ。

キャリア19シーズン目の大ベテランは、今月30日に37歳を迎えるものの、ここ5戦で平均34.4点、10.0リバウンド、6.4アシスト、1.6スティール、1.4ブロックにフィールドゴール58.2%と驚異的な活躍を続けている。

「俺はどんなタイプのバスケットでもプレーできるのさ。これまでのキャリアを通して、オフェンス面でうまくやってきた。ビッグラインナップでもうまくやってきたんだ。それがスモールラインナップであろうと、俺はうまくこなせるのさ」

レイカーズの大黒柱は頼もしい言葉を発し、チームへ約2週間ぶりの白星をもたらした。ただ、今日の相手はウエスタン・カンファレンス最下位の10勝25敗(勝率28.6%)のロケッツ。勝利こそしたものの、相手にフィールドゴール50%以上、3ポイントでも40%以上を許すなど、決して楽勝モードではなかった。

今後に向けて不安材料がなくなったわけではないのだが、レブロンを中心とした布陣でどこまで白星を積み重ねることができるか見ものだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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