吉山和希の使用用具・大会成績・プロフィール

今回は、中学3年生で全日本ジュニア3位入賞を果たした吉山和希(愛工大名電中)について紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

吉山和希とは?

吉山和希は、愛工大名電中に所属する卓球選手で、幼少期より全国大会の表彰台に何度も立ってきた実力を持つ期待の若手の一人です。

兄の吉山僚一(愛工大名電高)も卓球選手で、全日本ジュニアを2度制した実力者です。

吉山和希のプロフィール

吉山和希(よしやまかずき)は、2007年7月4日生まれの15歳(2023年2月現在)で、埼玉県ふじみ野市出身です。幼少期は埼玉県の羽佳卓球倶楽部、TC中原で腕を磨き、全日本ホカバではバンビの部1回、カブの部2回と計3回の準優勝に輝いています。しかしながら、3度の準優勝を誇る吉山でも全日本ホカバでは優勝を勝ち取ることはできませんでした。

吉山和希
写真:吉山和希/撮影:ラリーズ編集部

なぜなら、吉山の同級生には中学生ながらTリーグ・木下マイスター東京で活躍する松島輝空(木下アカデミー)がいたからです。松島と吉山は全日本ホカバの舞台で何度も対戦し、吉山が準優勝に終わった3大会では全て松島が優勝を飾っています。このことから、吉山にとって松島は因縁の相手と言われています。

吉山 和希(愛工大名電中
写真:吉山和希/撮影:ラリーズ編集部

小学校を卒業した吉山は、兄の僚一も通っていた愛工大名電中に進学します。1年時は新型コロナウイルスの影響で思うような活動ができませんでしたが、中学2年となった2021年には全中でシングルスベスト4、団体優勝に輝くと、全日本カデット14歳以下シングルスの部では優勝を果たし、自身初の個人での全国制覇を成し遂げます。

ここから勢いに乗った吉山は、同年開催された世界ユース選手権の日本代表に選出され、年上の選手が多いU19男子団体で銅メダルを獲得します。

そして、翌2022年の全日本選手権ジュニアの部でも勝ち進み、ランク決定戦(ベスト8決定戦)では兄の僚一との兄弟対決が実現します。結果は兄の僚一が勝利し、吉山は自身初の全日本ジュニアランク入りを逃しはしましたが、全国の舞台で大きなインパクトを残しました。

吉山和希
写真:2022年WTTユースコンテンダーベルリンU15男子シングルスを制した吉山和希/提供:WTT

同年には国際大会にも本格的に参加するようになります。WTTユースコンテンダーベルリンU15男子シングルス優勝、WTTユースコンテンダープラッジャダロU15男子シングルス優勝、WTTユースコンテンダーヘルシンボリU17男子シングルス準優勝など輝かしい結果を残し、国際舞台でも戦える選手であることを示しています。

中学生最後の全中では前年度に引き続きシングルスベスト4という結果に終わった吉山でしたが、2023年1月に開催された全日本選手権ジュニアの部では前回大会のベスト16から大幅にステップアップを果たし、3位入賞を果たしました。準決勝では因縁の相手である松島に敗れ決勝進出とはなりませんでしたが、自身初の全日本ジュニアランク入りを果たし、確かな成長を見せました。

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