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ついに13番パー5が長くなった! オーガスタ・ナショナルGCが公式発表

今年の13番では、アグレッシブに2オンを狙う場面が少なくなるかもしれない(撮影:GettyImages)

昨年11月、ユーリカアースがオーガスタ・ナショナルGCの上空から撮影した航空写真を公開し、13番パー5のティイングエリアが後ろに下げられていることが確認されていた。13番の距離を伸ばすプランはたびたび話題になっていたが、4月に開幕する「マスターズ」を前にオーガスタ・ナショナルGCがメディアガイドを発表し、13番が長くなることがわかった。

ティからグリーンまで約1600本のツツジが植えられた通称“アゼリア”と呼ばれる13番は、アリスター・マッケンジーのオリジナルデザインでは480ヤードのパー5だった。2002年にティイングエリアが後ろに下げられ、昨年は510ヤードに。2オン可能でイーグルも出るため、1942~2022年の平均スコアは4.775と1番やさしいホールとなっていた。昨年は6つのイーグルが出ており、4日間の平均スコアは4.852で3番目にやさしいホールだった。
 
それが今年は35ヤード後ろに下げられて545ヤードのパー5となる。左ドッグレッグのため、以前はドライバーで高いドローを打ってフェアウェイに置くか、フェアウェイウッドで刻む選択肢があったが、後ろに下げられたことでドライバーでストレートに打ってくる選手が増えるかもしれない。2オンさせるためには強烈なツマ先上がりからクリーク超えとなるため、難易度は当然増すことになる。
 
この13番の変更により、マスターズの全長は7510ヤードから7545ヤードに伸びている。アーメンコーナーの11番は長いパー4で、12番は風の読みが難しい池越えのパー3。そこをうまく抜けて13番でバーディ以上を獲ってスコアを伸ばすのが定番だった。今年からはマスターたちのゲームプランに影響がありそうだ。

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