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JTTA河田会長が初の海外協会訪問 日本がアジアの卓球をリードする存在に

ITTFはWTTシリーズの年間計画を推進 「シンガポールで卓球をF1に続くメジャーイベントに」

WTTマカオ
写真:WTTシリーズの会場風景/提供:ittfworld

シンガポールにマーケティング拠点を設けるITTFは、2021年より国際大会新シリーズWTTを創設し、その運営に注力している。

WTTは従来のITTFワールドツアーと比べ興行の要素が強くなり、またコロナ禍もあって計画的な開催ができなかったことなどから世界中の関係者から賛否両論があったが、ITTFのBESSAH氏は「2023年は年間計画の8割が実現できそう。特に最上位大会のスマッシュシリーズを3月にシンガポールで開催するのでその準備に注力している。シンガポールと言えばF1で盛り上がっているが卓球もその地位を狙っていく」とコメントした。

日本はアジア卓球界のリーダーとなれるか

ITTF発表の世界チームランキング(2月現在)で日本は女子2位、男子3位となっており、1位の中国に次ぐ卓球大国と言える地位を2000年代に入ってから築きつつある。卓球競技のグローバルでの発展のためには、自国の強化だけでなく世界中が卓球に力を入れる土壌を作る必要があり、日本がここ20年で培った強化と普及のノウハウには世界各国の卓球協会が関心を寄せている。

JTTA河田会長も「シンガポールもマレーシアも、自国の現状を踏まえたうえで、計画的に卓球の発展のために努力をされていることが分かり、収穫が多かった」と東南アジアの卓球関係者との交流を振り返った。

パンデミックが終焉に近づいているこのタイミングでの河田新会長の外遊が、日本が世界の卓球シーンでそのリーダーシップを発揮するきっかけとなるかもしれない。

写真・文:ラリーズ編集部

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