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「正直、心強い」 日本女子アマ覇者・飯島早織は進藤大典氏とタッグ

松山英樹の元キャディ・進藤大典氏とタッグを組む飯島早織(撮影:米山聡明)

<ゴルフ5レディス 事前情報◇31日◇ゴルフ5カントリー美唄コース(北海道)◇6472ヤード・パー72>

今年の「日本女子アマ」チャンピオンに輝いた18歳、飯島早織(ルネサンス高3年)。その“肩書”にプッシャーも感じながらも、「そのあたりも楽しめるようになれたらいいなと思います」とあどけない笑顔を見せながら、今季2試合目となるレギュラーツアーに出場する。

主催者推薦での出場だが、そのきっかけは松山英樹の元エースキャディ・進藤大典氏。昨年11月に主宰した「進藤大典 ジュニアトーナメント2022 Supported byアイダ設計」で優勝し、飯島は今大会への出場権をつかんだ。

「(優勝者への出場権付与を)直談判してお願いしたら、二つ返事で『いいですよ』と言ってくださって。みなさんのお力添えがあるからこそできているので、感謝ですね。いい経験をしてもらいたいです」と進藤氏は関係各所への感謝の言葉を口にした。トーナメント期間中は飯島のキャディを務める。

今年6月の「ASO飯塚チャレンジドゴルフ」では、上記のジュニア大会・男子の部で優勝した佐藤快斗(埼玉栄高3年)のバッグを担いだが、女子ツアーとなると「11、12年ぶりくらい」。かつては松山英樹のエースキャディを務め、今年も国内・海外で蝉川泰果のキャディを担当したものの、「3日間体力がしっかりもつかどうか(笑)。コースもフラットですし、距離も男子に比べては短いので頑張ります(笑)」と、ルネサンス高校の名前が入った、白いスタンドバッグを背負う。

自身のジュニア大会で優勝し、のちに女子アマ日本一になった飯島のポテンシャルに、進藤氏は目を見張る。「大会は大変ですけれど、こうやって活躍してくれるとうれしいですよね。自分が高校生のときと全然違う。技術もこんなになかったし、本当に上手だと思います」。

そんな世界で活躍した“名参謀”に、飯島も絶大な信頼を寄せている。「心強いというのが正直な感想。頼れるところは頼っていきたいし、しっかり話し合って、攻めていきたいなと思います」。自ら積極的に話しかけたりと、コンビネーションも抜群。「進藤さんも楽しくプレーできるように、自分も頑張りたい」と、二人三脚でプロの試合を攻略していく。

11月には最終プロテストも控える高校3年生。ローアマチュアももちろん目標のひとつだが、「アマチュアというのをいいことにというか(笑)。上位を狙ってガツガツいけたらいいなと。長い目でみたとしても良かったと思えるような、なにかしらの経験ができるように」。夏の終わりに、最高の思い出を作りたい。(文・笠井あかり)

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